「ハートは血の色。スペードは悪魔。ダイヤは病気。クラブは絶望!君はダイヤの8でおじゃる!君はスペードの10!君はクラブの4!」
「せっかく作ったトランプを、燃やしてしまうのは忍びないでおじゃるが、ゴーマは最初からそのつもりでおじゃった!子供達は焼け死ぬ~!」
CV/演: 石井愃一
登場話:映画『五星戦隊ダイレンジャー』
概要
シルクハットから出てきたトランプと、それを広げる両手のようなゴーマ怪人で、人間態はキングの絵札の王様のような恰好で、背中にトランプのジョーカーを貼りつけた、やたらハイテンションな胡散臭い男。人間をトランプに変えたり、巨大トランプをスケボーや芭蕉扇に見立てて用いたり、人間を小さくしてシルクハットに閉じ込めたりと、トランプや手品にまつわる多彩な技の使い手。
子供をトランプに変えて焼殺するという単純ながらも凶悪な作戦を展開しただけでなく、トランプになった子供で1人遊びに興じ、遊戯でしくじれば子供に当たる外道でもある。
活躍
下校途中の3人の小学生を手品で魅了し、シルクハットから飛び出すトランプを頭に貼りつけて拉致した後、ゴーマの巨大球体から放つ電撃によって一挙に子供達をトランプに変えて洗脳し、アジトのビルに拉致した末、彼らを「トランプ人間」に変えて神経衰弱に興じる。その後、柄をそろえるのに失敗してトランプの子供に暴行を振るった際、シシ、キリン、テンマレンジャーの3人が登場。「トランプ妖力」で彼らを行川アイランドに転送し、カード手裏剣で圧倒した折に3幹部が登場、とどめを急かされたために彼らをシルクハットに幽閉して吹き飛ばす。
その後はトランプ人間を泣かせて楽しむという極めて悪辣な遊戯を行い、「トランプトルネード」「スペードA大うちわ」で吹き飛ばした挙句、時間経過によって子供たちが本当のトランプに変わってしまう。その後、トランプに変えて子供を焼き殺すという本来の作戦を展開。しかしギリギリの所で気伝獣龍星王の妨害を受け、子供達を吹き飛ばされる。
ダイレンジャーの戦闘ではそれぞれの絵柄が描かれたトランプから紐男爵、ガマグチ法師、鍵道化師、口紅歌姫を召喚し、自身はリュウレンジャーと戦闘。
追い詰められた末に4大再生怪人と共に巨大化爆弾を起爆させ巨大化する。龍星王をカード手裏剣などで圧倒するも、合体した大連王に嫉妬・対抗し・・・。
オジャル大王
「どうです?素晴らしい合体でおじゃろう?人呼んでオジャル大王ー!」
大連王に対抗してトランプ公爵が4怪人と合体した姿。意識はそれぞれ独立しており、技を放つ際個々の声でしゃべる。
紐電撃、ガマダンク、鍵剣と口紅剣で圧倒するも、大連王・大旋風の巻き起こした巨石で股間やつま先を強打した挙句、最期は大王剣・疾風怒濤を喰らい爆散した。(その後トランプ人間となった子供達も元に戻った。)
大連王にまともにダメージを与えた、最初で最後の怪人であり、かなりの強敵であることが伺える。