概要
バニラ香料の一つ。
人工的に合成された香料を溶剤に溶かしたものであるため、いい香りだが、舐めるとまずいどころではない。しかし安価かつ大量生産が可能であるため、市販のアイスクリームやヨーグルトなどに利用されるほか、家庭での手軽なお菓子作り用香料としても販売されている。
ただし熱に弱いという特徴があり、クッキーやケーキなどの加熱して仕上げる菓子に使用すると香りが消えてしまう。
一度に使用する量が僅かなため、家庭ではたいてい使い切る前に賞味期限が切れる。
バニラ香料にはこの他、バニラビーンズ、バニラオイル、バニラエクストラクトがある。
バニラビーンズはバニラの種子を発酵させたもの、バニラオイルはバニラの芳香成分を油に溶かしたもの。バニラエクストラクトは、ラムやブランデー等の香り高い酒類に直接バニラの鞘を漬け込んで作られるもので、味も香りも極上の逸品である。