概要
「英雄伝説IV 朱紅い雫」に登場するキャラクター。主人公アヴィンの親友。ウルト村出身。18歳。
友達思いの優しい性格。妹アイメルを探すために旅に出るアヴィンを助けるため、一緒に旅に出た。
金髪でスカートみたいな服で女の子みたいな髪型で回復役な男ヒロインの先駆けともいえるキャラ。
PC-9801版とWINDOWS版で展開が違うが、どちらもマイルの存在がアヴィンに運命をの選択をさせる鍵となっている。
PC-9801版では、アヴィンの旅に同行して、序盤から固定メンバーとしてパーティに加わる。
中盤にボルゲイドの襲撃で命を落とすが、そこに現れたベリアス卿とシャノンが勝手に契約を交わしたために、オクトゥムの力で生かされている抜け殻のような人形状態にされてしまう。その状態でシャノンともども、手駒として軟禁されていた。死の間際、意識を取り戻したマイルはアヴィンに別れを告げて消滅するが、アヴィンの決死の行動でアイメルと一緒に生き返った。
助けたシャノンから勝手に王子様扱いされて追いかけられている(ストーカーされている)が、マイル本人は心底嫌がっている。しかし、シャノン本人が気持ちを押し付けるだけで、マイルが嫌がっているということに気づかず、さらにまったく話を聞かないために、典型的なストーカー被害にあっている。PC-9801版エンディングではかなり悲惨な状態になっている不憫な青年。
WINDOWS版では、シャノンのストーカーぶりはPC-9801版と比べると少しは抑えられていて、アイメルとはかなりいい雰囲気になっていた。
WINDOWS版では、見晴らし小屋にやって来たときのアヴィンとマイルの交流が追加シーンとして加えられて描かれている。同年代の子供がいなくて、友達が欲しいと願っていたマイルにとって、アヴィンがやって来たことはとてもうれしかったが、当のアヴィンは妹アイメルと生き別れたショックで心を閉ざしていた。そんなアヴィンの気持ちを察して寄り添うマイルの真摯な心と優しさに触れていくうちに、やがてアヴィンも心を開き、二人は親友になった。
アヴィンからアイメルのことをよく聞かされていたためか、マイルもアイメルのことを気にかけていた。中盤、出会ったアイメルとも交流を深める。
しかし、オクトゥム信徒の襲撃を受けて、アイメルともどもベリアス卿の手駒として拉致されて、敵側に利用されることになってしまう。
余談
当時BLが盛り上がっていた影響か、PC-9801版特典の「英雄伝説Ⅳ朱紅い雫 FUN BOOK」のマイルのページでは、『ホモだち』と描かれているアヴィン&マイルのラクガキが掲載されていた。…あくまでスタッフの遊び心だと思われる。