概要
妙義ナイトキッズのNo.2で、群馬エリアのダウンヒル最速を名乗って憚らない自信家である。事実チーム内において、下りで彼に喰らいついていけるのはリーダーの中里ぐらいである。
ラフなバトルを好み、勝つ為には危険な手段もいとわない。そのやり方を嫌う中里とは、チーム内で反目し合っている。
搭乗車はEG6シビックSiR-II。左足ブレーキを巧みに用いており、FF遣いとしては相当なレベルとされている。
インパクトブルーの沙雪とは小・中学校が同じで家も近所の幼馴染という設定がある。
作中の活躍
中里が「秋名のハチロク」こと拓海に敗れたと知り、中里の失脚を目論んで拓海の撃破を画策した。
まずは拓海をバトルへと誘い出す為、池谷のシルビアを後ろからぶつけて事故を起こさせようとした。
その後拓海たちの前に現れ、池谷のプライドを傷つけるような言葉で挑発(アニメ版では、デート帰りのイツキのレビンにバトルを仕掛け、池谷と同様の手口でクラッシュへと追い込み拓海の怒りを買った)。
怒りに燃えてバトルを受けた拓海に、自身が得意とする『ガムテープデスマッチ』を仕掛ける。右腕をガムテープでハンドルに固定するこのルールは、オーバーステアはアクセル、アンダーステアはサイドブレーキで消せるFFに対して、アンダーステアにカウンターを切れず修正不可能なFRには絶対不利であった。
拓海も初めは思うようにカウンターを当てられずに苦戦していたが、バトルの最中に極力カウンターを当てないほうが早く走れる事に気付く。
短時間でコツを掴んだ拓海に脅威を感じ、ここでもバンパープッシュを仕掛けて拓海をスピンさせるが、偶然の360度ターンで見事難を逃れられて驚愕する羽目に。これが裏目に出て、ブチ切れた拓海に追い上げられていく。
このままでは自分から仕掛けたバトルに負けて、チーム内で笑い者になってしまう事が許せず、最後はダブルクラッシュを狙おうとするが速い突っ込みによってかわされ、自爆する形で単独クラッシュ。右手を固定していたためキックバックで右手首を負傷し、後から駆け付けた池谷達に病院に運ばれた。
傷ついた愛車を見て涙を滲ませたり、本来恨まれても仕方のないはずの池谷から向けられた善意に素直に感謝したり、さらに拓海の技術を嬉しそうに褒めちぎる(中里談)など、バトル後は憑き物が落ちたかのような様子だった。
このバトル以降、元来のダーティさは控えた感があり、中里とも仲が悪いように振る舞っているものの、徐々に関係は軟化している様子。