概要
群馬県富岡市と下仁田町の妙義山を拠点としている走り屋チーム。
中里毅がリーダーを務めている。
元々は「自分勝手なやつが集まったガラの悪いチーム」であり、序盤ではナンバー2の庄司慎吾が毅と派閥争いを繰り広げていただけでなく、わざと相手のクルマにぶつけてスピンを誘発させたりガムテープデスマッチを持ちかけるという有様であった。
その慎吾が主人公藤原拓海に敗れて改心の態度も見せた事もあり、妙義での赤城レッドサンズとの交流戦の頃にはリーダー毅への信頼度とチームの結束力はかなり高まっていた。
原作とアニメ本編では、ストーリーの都合上秋名スピードスターズ、レッドサンズ、エンペラーと立て続けに3連敗を喫しているが、番外編やドラマCDなどでは活躍の場が多い。
碓氷峠の走り屋コンビインパクトブルーとはお隣さん状態にあり、そのうちの一人である沙雪が慎吾と幼馴染という関係もあって交流が増える。
またリーダーの毅や宮原のように部外者には紳士的に振る舞うメンバーも所属する。
実写版ではガラの悪いイメージは薄いが、チームお揃いのエナメルジャージを着ている。
なおモブメンバーの中にドラマごくせんの熊井輝夫役等で有名な脇知弘氏が出演しており、端役ながら所々で映っていて樹との絡みもあり目立っていた。
チームステッカーのデザインは原作、アニメ、実写版、新劇場版で全く異なっている。
主なメンバー
個別項目のあるキャラの詳細はそちらを参照。
声優は特記の無い限り左がTVアニメ版、右が新劇場版でのキャスティング。
メイン
ナイトキッズのリーダーで、主にヒルクライム担当。
現在はR32 GT-Rを愛車としているが、かつてはS13乗りであった。
ナイトキッズのNo.2で、ダウンヒル担当。
勝つためには手段を選ばない狡猾な性格の男。
ホンダ党。
武内樹のハチゴーをバカにした三人組
イツキがハチロクと間違えてハチゴーを買った日の夜、秋名山へ拓海と二人で走りに行った際に出会った三人組。
当初はイツキのハチゴーをハチロクだと思っていたが、年齢が年下だと分かると明らかに威圧的に接し、さらにハチロクではなくハチゴーだと分かると大笑いし、それにブチ切れた拓海が駆るハチゴーにあっという間に追い抜かれた。
その際にアニメ版では3人揃って「お化け!?」と言っている。
名前はTVアニメ版が初出だが、後に原作の副読本『頭文字Dの軌跡 挑戦編』や新劇場版でも採用された。
またTVアニメ版第一期ではナイトキッズではなくアニメオリジナルチームの『THUNDERS(サンダーファイヤー)』のメンバーに設定されていた。
- 弘道
CV | 安井邦彦→高木渉(Second Stage)/入倉敬介 |
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搭乗車種 | 日産・シルビア(S13) |
ボディカラー | スーパーブラック(TVアニメ版)/ベルベットブルー(新劇場版※) |
主な外装パーツ | 日産純正エアロフォルムバンパー、5スポークホイール、リアスポイラーレス(原作)、社外リアスポイラー(TVアニメ版)、GTウイング(新劇場版) |
ナンバー | 妙義57 ひ 7-101(新劇場版) |
※ゲーム『頭文字D ARCADE STAGE ZERO』ではブルーイッシュシルバーツートン
三人組の内、エンペラーの岩城清次のようなガタイの良いポニーテールの男。
イツキのレビンを一番バカにしており、「せいぜい観光バス(TVアニメ版では原チャリ)に煽られないよう頑張ってくれや!」と吐き捨てる。
また買ったばかりとはいえレビンがマフラーとホイールすら変えてないどノーマルな事を貶し、TVアニメ版では更にハチゴーのタイヤに軽く蹴りを入れて拓海の怒りを爆発させている。
原作ではレッドサンズとの交流戦で、TVアニメ版ではSecond StageのACT.2にて正一と共にギャラリーとして再登場。初登場時は慎吾を呼び捨てで呼んでいたが、再登場時には「慎吾さん」と呼び敬語で話している。
新劇場版がベースのアーケードゲーム『頭文字D ARCADE STAGE ZERO』では、後述の正一と纏めて「絡んできた走り屋」名としてゲーム版初登場となった。
- 正一
慎吾のようなやや長めの髪型である。
弘道の車の助手席に乗っていた為、彼自身の愛車は不明。
彼も弘道と同じくアニメSecond StageやARCADE STAGE ZEROで再登場している。
- 章央
CV | 鈴木淳/平修 |
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搭乗車種 | 原作:トヨタ・MR2(SW20前期)/TVアニメ版・新劇場版:日産・180SX(RPS13中期) |
ボディカラー | MR2:詳細不明/180SX:ダークグレイ(TVアニメ版)、ブルー(新劇場版) |
主な外装パーツ | MR2:社外ホイール/180SX:5スポークホイール、GTウイング(新劇場版) |
ナンバー | 妙義77 ひ 4-929(新劇場版) |
短髪で薄い口髭を生やしている。
拓海がハンドルを握るイツキのハチゴーに抜かれた後、「あれハチゴーなんかじゃねえ、それもチューニングしたハチロクだ!」と疑うが、スカスカでロールアンダーまで出ている足回りを見て「やっぱりハチゴー?」とその足回りのひどさと速さのギャップ困惑しながら驚いていた。
三人組の中で唯一直接の再登場描写が無いが、TVアニメ版ではACT.14で高橋兄弟の後ろに彼によく似たギャラリーがいる。
なお、後期OP『BREAK IN2 THE NITE』に登場しコーナーでスピンする180SXは健二のものと勘違いされる事があるが、リアウインドウに『THUNDERS』のチームステッカーが確認出来るので彼の愛車である可能性が高い。
庄司慎吾の取り巻き
二人とも名前はTVアニメ版から。
- 吾郎
慎吾の取り巻きで、慎吾と共にファミレスで初登場した。
チーム内で他のメンバーからの信望が無いと言われている慎吾に信頼を置いている人物の一人で、アニメ版では慎吾が秋名のハチロクに勝手にバトルを仕掛けようとしている件で中里が彼らの集まるファミレスへ出向き忠告に来た後に、中里がハチロクへ警戒心を抱いている事に対して陰で「情けねーぜ」と発言し「次のナイトキッズのリーダーはお前(慎吾)だ」と慎吾を担いでいた。
なお、ACT.12ではアフレコミスか作画ミスかで浩二の声で話す場面がある(同話に田中伸幸氏は参加していない上にエンディングのテロップでは浩二役で天田真人氏の名前が表記されていたので作画ミスの可能性が高い)。
- 浩二
髪を茶色に染めた短髪の男。
彼も慎吾の取り巻きであるが、吾郎程目立っていない。
番外編/外伝の登場人物
- 宮原
原作番外編『センチメンタルホワイト』及びOVA『頭文字D Extra Stage』に登場。
池谷にフラれたと思い込んでいた佐藤真子を立ち直らせる為に、沙雪が慎吾に頼んで彼氏候補として紹介された。
慎吾はもとより中里の事も「毅」と呼び捨てである事から二人とは比較的対等な立ち位置にいる模様。
柄の悪い連中が多いナイトキッズ内では珍しく、眼鏡をかけた穏やかな紳士的な好青年で沙雪曰く「慎吾の知り合いにしちゃまとも」。実力もそれなりにあるようで、慎吾曰くナイトキッズでは速い方との事。しかし本人は走り屋としての目標を見失っており、引退を考えていた。
真子ともいい雰囲気となるが、走り屋としての考え方の違いから交際には至らなかった。
- 吉竹弘二
CV:遊佐浩二
ドラマCD「黒い稲妻・新たなる不敗伝説」に登場。
中里がシルビアに乗っていた頃に一緒に走っていた走り屋だが、現在もナイトキッズのメンバーなのか既に引退しいるのかは明かされなかった。
現在は家族が経営している「よしたけ寿司」で配達などの手伝いをして働いている。
彼の父親曰く「車が恋人の馬鹿息子」。
過去の中里を良く知っている人物。
- 高田
ドラマCD「黒い稲妻・新たなる不敗伝説」に名前のみ登場。
中里がシルビアに乗っていた時代を知らない慎吾に、中里がドリフト走行が出来る事を証明する為に彼のシルビアを借りた。
この時名前を呼び出されたのみで直接登場するシーンは無い。