シャンバラを征く者
しゃんばらをゆくもの
荒川弘・原作のアニメ『鋼の錬金術師』(第一期/2003年版)の劇場版作品。
第一期アニメの完結編として制作され、2005年7月に公開となった。
錬金術が使えないエドワードに、弟アルフォンス・エルリックと瓜二つの青年アルフォンス・ハイデリヒの存在など、独自設定が多数盛り込まれている。
アニメ第一期の評判もあって、作品の賛否は大きく分かれることとなっている。
概要
アニメ鋼の錬金術師(2003年版)の完結編として2005年7月に公開された映画。
アルフォンスを救うために別世界(我々の現実世界)に転移してきたエドワードのその後を描いた物語で、第二次世界大戦時のドイツと、ハガレン世界の時間軸の同時進行で物語が進む。
別世界で元の世界に帰る方法を探す中で、エドワードはトゥーレ協会と呼ばれる集団の陰謀に巻き込まれていき、ハガレン世界のアルフォンスも兄との旅をした4年の記憶を失ってなお、彼を探し続けていた。
やがて二人の行動が、二つの世界を結ぶ巨大な力を呼び寄せていくことになる・・・。
作品評価
アニメ第一期が原作から大きく逸れるかたちで終焉を迎えたことから、作品としての評価は非常に割れることとなった。
ただ、(TVから劇場版へ引き継がれた)フラグが未消化で終わっているという声は多く、エンディングも大団円とは言えず、見る側が置いてけぼりを食らうような強引なフラグ処理も幾つか散見される。