・スコップを持った木津千里
長い柄の両端に持ち手と幅広の刃をつけただけの簡単な構造。
だが扱いやすい武器でもあり、「斬る・突く・回転斬り・刺す・叩く・薙ぎ払う・解体する・埋める・銃座にする・防御・塹壕を掘る・目玉焼きや肉を焼く」と実に汎用性の高い武器である。
実際、第一次世界大戦時は最も兵士にに信頼されていたという。第二次世界大戦でもそれなり以上に活躍したし、現代でもこいつを装備していない軍隊はない。
「穴掘って埋めますぅ~!!」
ちなみに日本の東西(もしく各地方)によって、小さい方がスコップ・大きい方がシャベル、または大きい方がスコップ・小さい方がシャベルと、まったく呼び方が逆になり、その原因も定かではない。
JIS規格では足をかける部分があるものをショベル、無い物をスコップと記されている。
なお、園芸用の小型のものは商標登録上園芸用移植ごてが正式名称で、スコップでもシャベルでもないらしい…。
また先端が尖っておらず刃の部分が正方形に近い方形状になった除雪用スコップも存在しており、関東地方、四国沿岸部、南九州と沖縄以外では必需品である(福岡・佐賀・長崎の北九州は関東よりも降雪量は多い)。
土掘りの省力化(地面がとても硬い場合)のためにエアーハンマーや電動ハンマーの先端工具としても専用消耗品のスコップが販売されている。(これについては当然の事ながら動力工具の本体が必要)
なにはともあれ、ご家庭にも是非一本ご用意してください。