三枝かおる
さえぐさかおる
演:川嶋朋子
概要
中盤から登場したヒロイン。第17話で初登場。
若きロボット工学の天才である女性であり、元々は国連で働いていたが、初登場回で帰国した。
かつては警察でMX-A1の開発計画に関わっており、プロジェクトの凍結で廃棄されたMX-A1の処遇を嘆き、ジャンパーソンへと生まれ変わらせた。
ジャンパーソンの生みの親と言うべき人物であるため、身の危険を考えて身代わり(ダミーロボット)を使って死を偽装し、基地からジャンパーソンをサポートする。
ジャンパーソンの武器や乗り物を次々と開発する程の天才である一方で(無意識であるが)どこか傲慢な部分もあり、とあるエピソードでは前述の一面をゲストキャラに非難された事もあった。
ネットでの評価
当初は良識のある科学者として描かれていたが、29話でのジザースエンドに関わる一件以降はロボットであるジャンパーソンを女として愛しているという描写が見られるようになり、それに合わせて奇行を見せるようになり、40話を過ぎる頃には良くも悪くもジャンパーソンをサポートする事が自分の全てであり、それ以外はどうでもいいという人間性に欠ける姿を見せる。
そのため、ネット上では
等の愛称で親しまれている。
豹変
ネオギルド壊滅後、最後の巨悪「帯刀コンツェルン」との最後の戦いに差し掛かった時にジャンパーソン達の前から突如姿を消してしまった。そして数日が経ち、ジャンパーソン達は驚愕の失踪の事実を知る事となる。
それはかおるがビルゴルディ側に付いたという事だった。
同時にジャンパーソン基地は跡形もなく壊滅、ここに来てジャンパーソン達は最終決戦突入前に致命的な事態に陥った。
その崩壊の最中に基地から命からがら脱出した弟・周平と再会するが、姉の行った非道な裏切りに怒りを剥き出しにした周平からも見限られてしまった…。
ネタバレがあります!
実はかおるは最初からジャンパーソン達を裏切ってはいなかった。
全てはビルゴルディが画策した恐るべき洗脳システム「ハイパーサブリミナル」の無効化を狙い、帯刀コンツェルンに潜り込んだのである。敵を欺くにはまずは味方から…弟から見限られる事も覚悟した上での潜入工作だったのである。
ところが、ハイパーサブリミナルの無効化工作が完成したと同時に散々快く思っていなかったシンディに見つかってしまう。とっさに起動コマンドを打ち込むがすぐに効果が出るかはわからなかった。
さらに、ジャンパーソンが倒された事を知って絶望したかおるは、機能を停止したジャンパーソンにキスをすると自殺を試みるが、かおるのキスによって再起動したジャンパーソンに制止される。
そして再起動したジャンパーソンから懇願される。危険なAI「MX-A1」の復活を。
彼女はジャンパーソンから善悪の判断を失われる事、何よりも愛する人の人格が失われる事を恐れて何度も拒否する。しかし、魔王を倒すにはもはやこれしか手段が無くついにジャンパーソンのAI回路の一部を切断。そして再起動したジャンパーソンはMX-A1に逆戻り…いや、過剰な正義という欠陥があったとはいえ正義のAIだったMX-A1と違い善悪の判断すら捨てたジャンパーソンは魔王ビルゴルディを迷う事なく容赦なく抹殺するロボットと化したのだった。