Windows98
うぃんどうずきゅうじゅうはち
概要
1998年7月25日にリリースされたWindowsのOSで、Windows95の改良版。
内部バージョンは4.1。
Windows 95 OSR2の機能を標準で取り込み、USB1.0に対応しており、FAT32に対応している。
Windowsの標準ブラウザであるInternetExplorer4.0が統合され、ネットワーク上のファイルもローカルファイルと同様に操作ができるようになった。また、このバージョンからスタートメニューもドラッグアンドドロップの対象となった。
98がリリースしてから約1年後に、Windows98 SecondEdition(-セカンドエディション) が発売された。詳しくは後述。
Windows98SE
1999年5月5日にリリースされたWindows98の改良版である。正式名はSecondEdition、通称「98SE」。内部バージョンは98と同じ4.1。
基本的な仕様は98と同じだが、全体的に安定性が向上し、USB1.1やIEEE1394、DVDに対応する。また、標準で搭載されているInternetExplorerが5.0になった。
余談
Windows98がリリースされる直前、とあるテレビ番組に出演していたビル・ゲイツの目の前で98がクラッシュするというハプニングが起きている。ゲイツは、これを「まだ98がリリースできない理由」と言い、何とか誤魔化したらしい。この一件が98SEを作るキッカケになったとか。
既にサポートが終了して久しい98であるが、9x系でしか動かない古いアプリケーションやPCゲームも数多く存在するため、現在でも利用する人もいないわけではない。その場合、後継OSであるMeは不安定なことで知られているので、98SEを選択する人が多いだろう。実機を用意するのではなくVirtual PCなどの仮想環境で動作させることもできる。