CV:勝田久
概要
死亡したリオン大元帥に代わってバーム星人の指導者である大元帥に即位した男。
かねてより平和主義を掲げるリオンを疎ましく思っており、武力行使と平和主義からの転換の大義名分を得るべく腹心のゲロイヤーを利用してリオン暗殺事件を起こし、大元帥の地位を手に入れ地球とバーム星人の戦争を発生させた張本人。
加えてリオンの息子であるリヒテル提督に「父は地球人に殺された」と吹聴して地球人への悪感情を抱かせ、同時に中央情勢からシャットアウトし真相を隠蔽するためにリヒテルを地球攻撃部隊の司令官に任命し、小バームから引き離した。
またリオンの娘であるエリカには一方的な恋愛感情を抱いていた。
その上で反対勢力を次々と粛清し、人工冬眠していた10億のバーム星人の脳に手術を施して従順な奴隷とする計略までも進めていたが、それまでの圧政のツケが回り多くの離反者を出したばかりか甥のメルビやバルバスの弟ヒムレーにまで反抗されてしまう。
状況を打開すべくエリカと無理やり結婚しようとするも、大僧相に化けて潜伏していたリヒテルにゲロイヤーを殺され詰め寄られたうえ、小バームに乗り込んだダイモスとダイモビックの戦闘部隊により、小バーム内の治安・軍事組織を壊滅させられて一挙に追い詰められ、リヒテルの剣で体を貫かれ致命傷を負う。
しかし体内に心臓と連動した小バームの自滅指令用制御装置を埋め込んでおり、「ワシの心臓の動きが止まれば……コンピューターはそれを受信して、活動を開始する。さらばリヒテル、そしてエリカよ……心ゆくまで死の苦しみを、味わうがいい……」と呪詛の言葉を吐いて絶命。最後の悪あがきとして自分の死と共にバーム星人10億人を道連れにしようとしたが、連動しているコンピューターはダイモビックの戦闘部隊に破壊され、木星へ突っ込もうとしていた小バームもリヒテルの犠牲によって阻止された。
『第2次スーパーロボット大戦α』ではダリウス大帝と結託(というか隷従)し、自国の民を暗黒鳥人に改造しようとする暴挙に出ていた。