概要
CV:勝田久
死亡したリオン大元帥に代わってバーム星人の指導者である大元帥に即位した男。推定年齢は63。
人物
容姿
刺々しい後ろ髪の金髪に強面で精悍な顔つきをし、髭を生やした初老の男。体格は大柄で肩幅は広く、いかにも大物という雰囲気をしている。紫色の中央アジア風の民族衣装を着用し、頭上にコブラを象った装飾がついた烏帽子を被っている。
性格
危険な野心の持ち主にして狡猾で残忍、悪辣な性格の卑劣漢。バーム星人と地球人の争いの元凶であり、リオン大元帥ならびに竜崎博士殺害の黒幕である。またリオンの娘である孫ほども年が離れているエリカには一方的な恋愛感情を抱いていた。他者を信用しようとせず、従わないバーム星の民を脳改造や機械人間に改造して従順な奴隷にし、自らの影武者も用意しておくなど周到な男ではあるが、その本性は非常に器の小さい人物であり、追い詰められるとその狭量を露呈させた。
言ってしまえば腐敗の象徴とでも言うべきゲスの極みである。
経歴
かねてより平和主義を掲げるリオンを疎ましく思っており、武力行使と平和主義からの転換の大義名分を得るべく腹心のゲロイヤーを利用してリオン暗殺事件を起こし、大元帥の地位を手に入れ地球とバーム星人の戦争を発生させた張本人。
加えてリオンの息子であるリヒテル提督に「父は地球人に殺された」と吹聴して地球人への悪感情を抱かせ、同時に中央情勢からシャットアウトし真相を隠蔽するためにリヒテルを地球攻撃部隊の司令官に任命し、小バームから引き離した。
反対勢力を次々と粛清し、人工冬眠していた10億のバーム星人の脳に手術を施して従順な奴隷とする計略までも進めていたが、それまでの圧政のツケが回り多くの離反者を出したばかりか甥のメルビやバルバスの弟ヒムレーにまで反抗されてしまう。
状況を打開すべくエリカと無理やり結婚しようとするも、大僧正に化けて潜伏していたリヒテルにゲロイヤーを殺され詰め寄られたうえ、小バームに乗り込んだダイモスとダイモビックの戦闘部隊により、小バーム内の治安・軍事組織を壊滅させられ最後まで自身に付き従っていたゲロイヤー亡き後の側近である参謀総長まで殺害され一挙に追い詰められ、リヒテルの剣で体を貫かれ致命傷を負う。
しかし自身が殺害されることは想定済みで体内に心臓と連動した小バームの自滅指令用制御装置を埋め込んでおり、「ワシの心臓の動きが止まれば……コンピューターはそれを受信して、活動を開始する。さらばリヒテル、そしてエリカよ……心ゆくまで死の苦しみを、味わうがいい……」と呪詛の言葉を吐いて絶命。最後の悪あがきとして自分の死と共にバーム星人10億人を道連れにしようとしたが、連動しているコンピューターはダイモビックの戦闘部隊に破壊され、木星へ突っ込もうとしていた小バームもリヒテルの犠牲によって阻止された。
スパロボでは
『スーパーロボット大戦COMPACT』ではポセイダル軍と結託。コブラードに乗り込んで決戦に挑む。
『第2次スーパーロボット大戦α』ではダリウス大帝、ズ・ザンバジル並びに腹心・ド・ベルガンと結託(というか隷従)し、自国の民を暗黒鳥人に改造しようとする暴挙に出ていた。
『スーパーロボット大戦A』では、シャドウミラーの援助を背景にベガ星連合軍と結託、小バームを我が物にしようと企むがリヒテルとロンド・ベルの活躍により追い詰められゴッドアーモンに乗り込んで決戦を挑む。
最初のゴッドアーモンに乗っているのは影武者で、撃墜後に真のオルバンとゴッドアーモンが現れるためエネルギーやSPを無駄遣いしないようにしたい。
現状プレイヤーが戦えるのは、この作品とリメイクのAP、COMPACTのみでAPでは勝田氏が再び演じている。
関連項目
ラスボス 黒幕 強面 狡猾 卑劣漢 諸悪の根源 小物界の大物
悪のカリスマ:スパロボCOMPACT、スパロボA及びAPでは。
ギルド …部下(階級は不明だが参謀総長と似たデザインの軍服を着用していたことから彼と同格と思われる)。ただしこちらはオルバンに下剋上を起こそうとした。
ザウロ …オルバンに仕える親衛隊長。
- ヘルルーガ・イズベルガ …スーパーロボット大戦GC及びスーパーロボット大戦XOのラスボスにして黒幕。強硬派のトップ、強面で精悍な顔つきに髭を生やしている、大柄な体格、忠実な部下を従えている、本来の主に下剋上を起こした、最終的には主人公たちに敗北するなど共通点が多いラスボス。オルバンは小物界の大物なのに対し、ヘルルーガは悪のカリスマである。