概要
ジグモ科に属する蜘蛛の一種で、その名の通り、地中で生活する蜘蛛の仲間。土蜘蛛とも呼ばれるが、妖怪の土蜘蛛や陸上を歩き回って狩をする蜘蛛とは全くの別物である。
土を思わせる茶色の体と巨大な大顎と腹が特徴。子供が遊びで大顎を腹に突き刺して殺した故事からハラキリグモの異名を取る。子供とは残酷なものである…。しかし、この顎はダンゴムシやワラジムシの装甲を物ともしない強力な物なので、調子に乗って触れようものなら激痛が襲って来るだろう。幸いにも毒は持っていないが。
地中の中に細長い袋状の巣を張って、地上に出ている部分に獲物が引っかかると地中から現れて住処部分に持っていく。
地中に巣を作る蜘蛛には他にトタテグモやハラフシグモなどがおり、原始的なグループに属している。