概要
平安時代、生まれついてのその病弱さゆえに二十歳になる前に死ぬといわれていた鬼舞辻無惨を懸命に治療していたのだが、病気が治らないことに癇癪を起こした無惨によって背後から頭部を鉈で割られ死亡した。
無惨が医者の薬の効果が出ていることに気づいたのはそのすぐ後のことであった。
『鬼舞辻無惨』というおぞましい怪物を生み出した張本人であると同時に、そのおぞましいほどの頭無惨さの被害者第一号でもあるといえる。
その扱い
ナレーションで「善良な」と明言されていたのだが、「人を鬼にする薬」による人知を超えた治療法を確立していたことから、多くの読者から「『鬼滅の刃』におけるすべての黒幕なのではないか?」と疑われていた。
しかし、そういったことはないまま『鬼滅の刃』は完結、彼は本当に『善良な医者』だったのである。
前述したように、無惨を生み出し、全ての悲劇の引き金を引いたとも言える善良な医者だが、
彼のしたことは「病弱な患者に決して匙を投げず、治療を続けた。」という医者として正しい行為とも言えるため、あまり責めるのは酷であろう。
やはり全ての悲劇は
『無惨が無惨であった』
ことが引き起こしたことなのである。