ハッブル宇宙望遠鏡(Hubble Space Telescope)は、1990年にスペースシャトル・ディスカバリーにより地上600kmに打ち上げられた宇宙望遠鏡。打ち上げ以来、長年にわたって宇宙の画像を送り続けている。
名称は、宇宙の膨張を発見した天文学者エドウィン・ハッブルにちなむ。世界で初めて、目で見える光の波長(可視光)での観測ができる宇宙望遠鏡で、宇宙望遠鏡の中でも最も成功を収めたものと言われる。宇宙望遠鏡は大気や天候による影響を受けないため、地上からでは困難な高い精度での天体観測ができ、ハッブルの観測結果をもとに今まで1万本以上の論文が書かれたという。
打ち上げ以来30年が経過する現在も、数度のサービスミッションによりその機能を保ち続けている。