聖マッスルとは
宮崎惇原作、ふくしま政美劇画で週刊少年マガジンに1976年(32号)~1977年(1号)に連載。ふくしま政美のイメージを編集者から伝えられた原作者が、それに沿ったストーリーを考えるという『女犯坊』と同じ手法で描かれている。
人間の自由と尊厳をテーマにした意欲作だが主人公は記憶喪失の全裸男(人格者ではあるが)で、描き込みも凄まじく、読者に強烈な印象を与えた。
単行本は1977年に4巻発行され、1997年には太田出版から復刻版が全1巻刊行された(現在は廃刊)。
主な登場人物
聖マッスル
本作の主人公。
自分の名前すらわからないが、人間の尊厳を踏みにじるものに対しては怒りを表すなど正義感は強い。
連載当初は全裸だったが後半には着衣している。
巨人王
3の章より登場。「黒の帝王」から世界を救うため理想の国づくりにまい進する巨漢。臣民からは絶大な支持を受けている。
ストーリー
1の章、2の章はトラウマな展開であったが人気の無さにふくしま政美がやる気をなくし、まともな展開となっていく。
1の章 | 人間城 |
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2の章 | 命の泉 |
3の章 | 巨人王 |
4の章 | 北の魔神 |
5の章 | 奴隷地獄 |