データ
英語版題名 | Gordon the Big Engine |
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日本版旧題名 | 大きな機関車ゴードン |
日本版新題名 | 大きな機関車ゴードン |
イギリス版初発行 | 1953年 |
日本版初発行 | 1974年4月 |
原作者 | ウィルバート・オードリー |
挿絵担当 | レジナルド・ダルビー |
概要
大きな機関車ゴードンは汽車のえほんの第8巻である。
本巻は、ノース・ウェスタン鉄道のゴードンがあるトラブルを引き起こしたことから始まった出来事を収めた絵本。
本巻には、エリザベス2世女王陛下が登場する。
各話の簡単なあらすじと登場キャラクター
以降の項目はネタバレが含まれています。ネタバレが問題ない方のみご閲覧ください。
ゴードンの脱線
題名 | |
英語版題名 | Off the Rails |
日本版旧題名 | ほりにはまったゴードン |
日本版新題名 | ゴードンの脱線 |
登場キャラクター | |
主要キャラクター | ゴードン |
サブキャラ | ヘンリー パーシー エドワード ジェームス ゴードンの機関士・助手 ふとっちょの局長 |
モブキャラ | 貨車 子供たち |
ある日、ゴードンが休んでいると、ヘンリーから怠け者のデブと馬鹿にされます。ゴードンは、事故を起こしたことはないと反論すると、パーシーが割り込んできて、安全弁の破裂と汽笛の故障の話を持ち出しますが、ちょっとした失敗は誰にでもあると言って、事故ではないと主張しました。
2~3日後、ヘンリーを過去の事故の件をからかったゴードンは、ひと眠りしようとすると、臨時の貨物列車を引くことになったと機関士に言われました。ゴードンの窯はなかなか火が上がらず、仕方がないので先に方向転換することになりました。ゴードンは、転車台のバランスを崩して転車台を止めようとしますが、進みすぎて堀に落ちてしまいます。ゴードンは放置され、子供たちから笑われてしまいます。夜にやってようやく救助が行われました。この1件でゴードンは一つ賢くなりました。
おちば
題名 | |
英語版題名 | Leaves |
日本版旧題名 | かれ葉 |
日本版新題名 | おちば |
登場キャラクター | |
主要キャラクター | ゴードン ジェームス |
サブキャラ | ふとっちょの局長 ジェームスの機関士・助手・車掌 |
モブキャラ | 貨車 客車 作業員のバート 作業員のアルフ 信号係 |
堀に落ちて泥だらけなゴードンは洗車してもらっていると、ふとっちょの局長から、本当に役に立つまで客車は引かせないと言われてしまいます。
ゴードンは、イライラしながら貨車を入れ替えしてると、ジェームスがやって来ます。ゴードンは、ゴードンの丘が滑りやすいとジェームスに注意しますが、気にも留めませんでした。ゴードンの丘まで急行列車を引いてたジェームスでしたが、風対策で植えられた木の落ち葉が雨で線路についていたため、滑り落ちてしまいました。機関士たちは相談し、助けを呼ぶことにしました。すると、ゴードンが貨物列車を引いてきたので、ゴードンがジェームスを助けることになりました。ゴードンの協力のお陰で、ジェームスは丘を越えることが出来、ゴードンは、ふもとに残していた貨車を取りに戻ったのです。
トーマスのちんぼつ
題名 | |
英語版題名 | Down the Mine |
日本版旧題名 | ちんぼつしたトーマス |
日本版新題名 | トーマスのちんぼつ |
登場キャラクター | |
主要キャラクター | トーマス ゴードン |
サブキャラ | アニー クララベル トーマスの機関士・助手 ふとっちょの局長 |
モブキャラ | ジェームス 貨車 |
ある日、乗換駅でトーマスがゴードンを見て、堀に落ちて泥くさい臭いがすると馬鹿にします。トーマスは駅で、アニーとクララベルを切り離して貨車を繋ぎ、鉱山へ向かいました。その鉱山は地盤が脆く、機関車が進入禁止の場所がありました。トーマスは、いつも進入禁止の看板の先に何があるのか気になっており、今日はついに看板の先まで突き進んでいきました。慌てて助手がブレーキを掛けた、とその時、地面が崩れ落ち、穴に落ちてしまいました。早速、助けることになりますが、地盤が脆いためクレーンが使えず、ゴードンがトーマスを引っ張ることになりました。ゴードンは大笑いしながらトーマスを助け、2台は、これを機に和解し仲良く帰路につくのでした。
ペンキとおめし列車
題名 | |
英語版題名 | Paint Pots and Queens |
日本版旧題名 | ペンキとおめし列車 |
日本版新題名 | ペンキとおめし列車 |
登場キャラクター | |
主要キャラクター | トーマス ゴードン ヘンリー エリザベス2世女王陛下 |
サブキャラ | エドワード ジェームス パーシー トビー ふとっちょの局長 |
モブキャラ | ヘンリエッタ ペンキ屋 お客 警官 お召列車の客車 |
ソドー島にエリザベス2世女王陛下が訪問することになりました。機関車達は、誰が女王陛下の乗る御召し列車を牽くかで盛り上がります。
数日後、ヘンリーが駅に滑り込んでくると、天井近くで作業していたペンキ屋さんが落ちて、白のペンキ缶がヘンリーに掛かってしまいます。ふとっちょの局長が操車場に行くと、トーマスとゴードンが待機していて、トーマスはゴードンにもう一度客車を引かせて欲しいと頼み、ゴードンはトーマスにもう一度支線を任せてあげて欲しいと頼みました。2人がしっかり反省したと判断したふとっちょの局長は、ゴードンをお召列車担当とし、エドワードをお召列車の先導、トーマスをお召列車の入れ替えを担当させることを決定しました。
ついに、エリザベス2世女王陛下が訪問する日となり、エドワードが先導で到着すると、10分後に王室のご紋章を付けたゴードンがお召列車を引き、堂々と入線してきました。エリザベス2世女王陛下は、機関車達とふとっちょの局長にお話しされ、陛下が帰るとき、みんなで汽笛を一斉に鳴らしたのでした。
本巻の映像作品
きかんしゃトーマス版
きかんしゃトーマス第1シリーズの『ゴードンみぞにはまる』『あなにおちたトーマス』、第3シリーズの『どろんこゴードン』、第4シリーズの『じょおうへいかがやってくる』の4話で4話分映像化された。
他にも、きかんしゃトーマスのパイロット版として「トーマスのちんぼつ」を原作とする映像が製作された。一部映像を見ることが出来るが、ほとんどが見つかっておらず、構成は不明である。
パイロット版
『トーマスのちんぼつ』の映像作品。
上述した通り、一部映像以外は見つかっていないため、構成は不明である。
ただし、第1シリーズの『あなにおちたトーマス』の鉱山に向かうシーンが、そのパイロット版の映像で唯一見ることが出来るシーンである。
ゴードンみぞにはまる
『ゴードンの脱線』の映像作品。
基本的に原作に忠実だが、以下の変更が加えられている。
- カエルの下りと、おたまじゃくしとイモリの下りはカットされた。
あなにおちたトーマス
『トーマスのちんぼつ』の映像作品。
基本的に原作に忠実だが、以下の変更が加えられている。
- 原作では助手がトーマスを止めるシーンがカットされた。
どろんこゴードン
『おちば』の映像作品。
基本的に原作をベースにしているが、以下の大規模な変更が加えられている。
- ゴードンが洗車をしてもらうシーンから始まらず、洗車場の近くにやってくるシーンに代わった。
- ジェームスが洗車している所にやって来て、泥を周りにぶちまけるシーンが追加された。
- ゴードンが客車を引かせてもらえなくなる理由が、溝に落ちたものから、汚れていたからに変更。
- ゴードンがふもとにいた理由が、貨車を引いて来たからだったのが、その点が語られるシーンが無くなっている。
- ゴードンが貨車を取りに戻るシーンが、無くなった。
- 原作では、「ペンキとおめし列車」で客車を再び引いて良いお許しをもらうが、客車を引かせてもらえなくなる理由の変更の影響で、綺麗にすればよいと言うお許しに変更された。
じょおうへいかがやってくる
『ペンキとおめし列車』の映像作品。
基本的に原作をベースにしているが、以下の変更が加えられている。
- 原作・映像化作品の両方共に、トーマスが穴に落ちたの後の出来事であるが、『じょおうへいかがやってくる』では、穴から救助された日の夕方であると明確になった。
- トップハム・ハット卿が女王陛下がやってくることを伝えるシーンが追加された。
- ヘンリーにペンキを落としてしまったペンキ屋が怒っていたシーンが、笑ったシーンに変更された。
- 登場キャラクターの中に、本来時系列的にいないはずの、ダック、ドナルドがモブとして登場している。
動画
関連タグ
前作 | 今作 | 次回作 |
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機関車トビーのかつやく | 大きな機関車ゴードン | 青い機関車エドワード |