概要
宇宙世紀などの特定の世界観に属さない、Gジェネレーションシリーズの完全オリジナルの機体。
特定のパイロットの搭乗機体とはされていないが、SDガンダムGジェネレーションオーバーワールドの公式サイトではマーク・ギルダーが搭乗パイロットとして扱われている。
形式番号『GGF-001』。それぞれ、「G」「ジェネレーション」「F」の頭文字だと思われる。
装甲はナノスキン装甲で構成されており、これによって自己修復能力を持つ。また、推進剤を用いずに単独での飛行が可能であり、内部機構もナノマシンによって修復する為にメンテナンスハッチが存在しないなど、建造には高い技術力が用いられている事が見て取れる。全長・重量等は不明だが、Gジェネレーションシリーズでは「Lサイズ」と明記されており、Ex-s、ZZ、νと同じカテゴリとなっている事から20メートル以上の大型MSと思われる。
武装は投擲武器としても使用可能ななビームサーベル2振りを筆頭に、上下に連結することで長距離射撃も行えるビームライフル2丁、スラスターの機能も兼ね備えるバインダー内蔵式大口径メガビームキャノン4門を持ち、あらゆる距離での戦闘に対応できる。
さらに、NTの素養を有するパイロットに対応してか、機体後部に多数のフェザーファンネルを有し、オールレンジ攻撃も可能。
機体肩部から翼のように伸びた部分はメガビームキャノンとスラスターを内蔵しており、高い機動性を誇るとともに大気圏内飛行能力も有する。
また、バード形態に変形し、翼部から高温の特殊金属を放出することで機体に炎を纏って敵に突撃する「バーニングファイア」と呼ばれる必殺技も持つ。
機体名のフェニックスはこのバーニングファイアを使用した際の姿が「火の鳥」である事から付けられているが、上位機種であるハルファスガンダムのネーミングから、ソロモン72柱のフェニックスとのダブルネーミングの可能性も浮上している。
経歴
初出は「SDガンダムGジェネレーションF」より。
クリア後に表示される、もしくはコミックボンボン付属のカードに記載されている黒歴史コードを入力する事で入手可能。ガーダーレベルを最高にしなければ入手出来ない機体ではあるが、ほぼ全ての機体と設計が出来る、優秀な設計素材として重宝された。
機体としての性能も優秀でバランスがよく、ちゃんと鍛えれば十分終盤でも使える機体。そのあまりの高性能さから、フェニックス・ゼロが生まれている(※ゲームバランス的な理由で。詳しくは後記)。
続編にも登場するが、こちらは設計素材としてはFほど優秀では無くなっている。
最近のGジェネレーションシリーズでは、初期自軍ユニットとして使用可能。・・・なのだが、高性能機体が序盤から、しかもゲーム内では優秀なキャラクター付きで使用可能なのは、ゲームバランス的にどうなのかということで、スピリッツ以降はコピー機フェニックス・ゼロが登場。フェニックスガンダムの代わりとして使用可能になった。(なお、当機体のレベルを一定まで上げればフェニックスガンダムに開発可能である)
ウォーズ以降からは、一部の技・ナノスキン装甲などの能力を制限された弱体化仕様と、当機体から開発可能な能力解放仕様の2種類(ターンAと同じ仕様)となった。
なお、後者はFと同様ほぼ全ての機体と再び設計可能になっている。
バリエーション
フェニックス・ゼロ
フェニックスガンダムの機体構造を解析して製造された簡易量産機。
フェニックスガンダムの完全再現を目指して開発されたが、フェニックスが持つ複数のブラックボックスを解析出来なかったため、一部の特殊技術を実装する事が出来なかった。
フェニックスガンダムと比べ、機体色は青にメインにしており、メインカメラがツインアイではなくゴーグル型、バインダーが簡略化されているなど、オリジナルと比べシンプルな印象を受ける。
ファンネルやバーニングファイアなどの尖った武装は持っていないが、それ以外はビームサーベル、バルカン、ビームライフル、メガビームキャノンと一通り揃えている。ジェネシスではバルカンに代わりミサイル・ポッドを搭載。また、量産機だが空を飛べることも密かに注目である。
フェニックス・ゼロワン
上記のフェニックス・ゼロの強化版。
指揮官やエース向けに全体的な性能を10%ほど向上させたという。ただし、その分コストが少し高くなっている。
武装はフェニックス・ゼロと共通。
ジェネシスで初登場し、DL版の特典として先行配信され、のちに無料DLCとして配信された。
ハルファスガンダム
フェニックスガンダムに酷似した機体。詳細はハルファスガンダムを参照。
バルバドス
フェニックスガンダム、ハルファスガンダムの上位機。
詳しくはバルバトス(Gジェネ)を参照。
マスターフェニックス
フェニックスガンダムの上位機種の一機。コード・フェニックス専用機。
詳細はマスターフェニックスを参照。
ガンプラ
クロスシルエットシリーズで発売が決定した。