概要
2020年7月3日から、数日以上に渡って続いている豪雨。
梅雨前線の停滞により線状降水帯が生じ、長時間の大雨が続いた。
被害
熊本県南部と天草地方及び山鹿市近辺、大分県の山間部、福岡県南部や山間部に特に大きな被害が出た。
岐阜県の高山付近や長野県でも土砂崩れなどの被害が多く出た。
中でも山深い谷や、支流が集まる盆地では特に大きな被害があり、人吉市や球磨村、日田市などで河川の氾濫が起き、60人近い死者や行方不明者を出した。
特に人吉温泉や天ヶ瀬温泉は大きな被害を被り、同年のCOVID-19流行による営業自粛から明けたばかりでこれからという時のダメージは大きかった。
各自治体の役所も公式サイトのサーバーや固定電話が寸断するなどの被害を被り、連絡に支障をきたすケースも多かった。
支援
今回はCOVID-19の流行抑止の観点から、被災地への災害ボランティアは基本的に県民や町民に限るとしている市町村が多い。
特に今回被害が大きかった山村は高齢者も多く、COVID-19に罹患した際の重症化リスクが高い。
ボランティアに行きたいという人は、必ず現地の社会福祉協議会の公式発表を見た上で条件に当てはまる場合のみ、十分な装備を持って参加しよう。
連絡なく現地に押しかけたり、そのような行為をしている団体と行動するのはもってのほかである。
物資も置く場所がないため、事前に打ち合わせした企業からのみとしているところも多い。
支援したいという人は、日本赤十字や各自治体への直通口座やふるさと納税への寄付、アンテナショップや通販での名産品購入を強く推奨する。