概要
かつての天領(江戸幕府直轄地)の陣屋町で、1000m級の山に囲まれた日田盆地を中心にして町が広がり、当時の町家が多く残る豆田町は重要伝統的建造物群保存地区に指定されている。
上記の通り、典型的な盆地気候であることから、夏は熱く、冬は寒い。特に夏季の気候は厳しく九州の最高温度を記録することも珍しくない。
気候的には住みにくい場所に思えるが、山に囲まれていたことから長い間よそから攻められることも少なく、また九州各地に通じる街道のちょうど真ん中に位置していた(故に、九州の各藩を見張るための郡代が置かれ、天領とされていた)ため、富や技術が蓄積・継続するのに適した場所であった。
2005年の合併で市域に編入された中津江村は2002年の日韓W杯時にカメルーン代表のキャンプ地となり、一躍その名を全国に知られるようになった。
平成27年九州北部豪雨
2017年7月5日19:00頃より雨が強まり、日田市でも土砂崩れが続出し、久大本線光岡駅―日田駅間にある花月川橋梁が崩壊、うきは駅―日田駅間が不通になった。
うきは駅―光岡駅間は2017年7月18日に運航を再開、全面復旧は2018年7月14日であった。
出身人物
諫山創(漫画家) 旧大山町出身。その縁で、進撃の巨人 in HITAなど、進撃の巨人関連の町おこしが開催される。
縁のある人物
タモリ - 赤塚不二夫に誘われて上京する前の2年半~3年の間、最初は市内のとある温泉ホテルの社内政局を探るため、雅叙園観光社長の松尾國三に請われて(参考記事)在住を始めたという(参考記事)。そのホテル勤務の最中、ボウリング場の支配人としても在住していた。後々、2021年2月放送のブラタモリ収録のため日田市へ再来訪、かつて勤務していたボウリング場跡地などを訪れた。
関連動画
奥日田の紹介
関連タグ
サッポロビール:九州工場が所在。
飛騨 - 勘違いしがちだが日田は「ひた」である。「てんりょうひだ」で検索するとこっちがヒットしたりする(飛騨国も全域が天領であった)。
少年のアビス - 作品の舞台となった町のモデルの一つが日田市であり、日田市に実在する「情死ヶ淵」と同名の地名が重要な要素として登場する。