概要
『山海経』の「海外南経」の大荒南経に記載される、結匈国の東南にある羽民国に住むという身体に羽毛がある異民族であり、別な読みでははみん、拼音(中国語の読み)ではイュイミンと呼ばれる。
『三才図会』においては鳥の嘴を持ち、目が赤く羽毛が生えているという烏天狗のような姿で、長距離は飛べず卵から生まれるとされ主食は聖鳥である鸞鶏の卵であるといわれる。
なお日本においても上記の書籍によって古くから知られており、『和漢三才図会』や『異国物語』にもそのように紹介されていたため、江戸時代に書かれた様々な創作に登場している。