「何故人の街に!忌々しいお前のような「物」がいるの!?異形にして百年以上も同じ姿で生き続ける化物が!人であるはずないでしょう!!」
「魔人族は排除しなければならない!!忌々しい種族なのです!!」
冒険都市クロイツの学舎・アスファル神殿の新任女神官。亜人の事を「物」呼ばわりし、大勢の前で暴言を吐く等、子供でもやって良い事と悪い事の区別がついてないと分かる程の劣悪な差別主義者。
ラティナが魔人族と分かった途端、授業中でかつ大勢の生徒達の前で彼女に対して「化物」等の差別的暴言を吐くが、ラティナの友達であるクロエ達を始めとする教室の生徒達が「生徒を化物呼ばわりする神官の教えを乞う気はない」と反抗の意志を見せつけた事で乱心。駆けつけた神官達に取り押さえられて保留となったが、ラティナは魔法で自身の角を折る程の鬱状態となってしまった。
実は彼女は、過去に同じ事件を起こした責任を追われて、クロイツに転属されていた。
後日、事を知ったデイルが神殿にクレームを言う為に訪問。そして、「多種族との関わりが深いこの街で暮らしているのに随分狭量な見解」、「彼女が親族を魔人族の諍いで失っているのとは別問題」、「一連の事実を知りながら黙認したあなた達の責任も問われる」等、彼の八つ当たり気味な容赦なき正論の数々を受けた神官長によって、彼女はアスファルを解任され、神官位も剥奪されると言う自業自得の結末を迎えた。