CV:東城日沙子
「何故人の街に!忌々しいお前のような「物」がいるの!?異形にして百年以上も同じ姿で生き続ける化物が!人であるはずないでしょう!!」
「魔人族は排除しなければならない!!忌々しい種族なのです!!」
概要
冒険都市クロイツの学舎・アスファル神殿の新任女神官。亜人の事を「物」呼ばわりし、大勢の前で暴言を吐く等、相手が子供でもやって良い事と悪い事の区別がついてないと分かる程の劣悪な差別主義者。
ラティナが魔人族と分かった途端、授業中でかつ大勢の生徒達の前で彼女に対して「化物」等の差別的暴言を吐くが、ラティナの友達であるクロエ達を始めとする教室の生徒達が「生徒を化物呼ばわりする神官の教えを乞う気はない」と反抗の意志を見せつけた事で乱心。駆けつけた神官達に取り押さえられて保留となったが、ラティナは魔法で自身の角を折る程の鬱状態となってしまった(ただし、ラティナはショックを受けたのは「暴言を吐かれたから」のではなく、「自分が人間ではない=寿命が違うため周りの人たちが自分よりも早く老いて死んでいく」ことに気付いたから)。
実は彼女は、過去に同じ事件を起こした責任を追われて、クロイツに転属されていた。
後日、事を知ったデイルが神殿にクレームを言う為に訪問。神官長曰く昔亜人の暴動に巻き込まれて家族を失ったのが原因でこんな性格になったらしいが、だとしても彼女の行った行為が許されるわけもなく、「多種族との関わりが深いこの街で暮らしているのに随分狭量な見解」、「彼女が親族を魔人族の諍いで失っているのとは別問題」、「一連の事実を知りながら黙認したあなた達の責任も問われる」等、デイルの八つ当たり気味な容赦なき正論の数々(デイル自身も八つ当たりだとわかっていたがそれでもあえて言った)と、神官としての権限も使った圧力を受けた神官長によって、彼女はアスファルを解任され、神官位も剥奪されると言う自業自得の結末を迎えた。
その後どうなったかは不明だが、この作品の世界観では、神官位を剥奪されることはただ職を失うだけでなく社会からの抹殺を意味しており、碌な人生を送れなかったことは確かな模様で、劇中で彼女のことが話題になったときもそれを示唆するような描写がある。