(タグについて)
「デカダンス」は19世紀に流行した耽美主義的文学(デカダン派)に由来する言葉であり、pixivでは同様の作風を持つ作品に付けられるタグでもある。
よって検索を容易にするために本作の関連イラストには「デカダンス(アニメ)」のタグの使用を推奨する。
概要
2020年7月からTOKYOMX、サンテレビ、KBS京都、AT-XおよびBS11やテレビ愛知で放送。
『幼女戦記』のNUTがアニメーションを制作、『モブサイコ100』の立川譲と瀬古浩司がそれぞれ監督、構成・脚本を手掛けるSFアクションアニメ。
NUT初のオリジナルアニメーションとなる。
ガドルによって荒廃した世界で人類最後の希望として作られた移動要塞デカダンス。そこに暮らすガドルを倒したい夢を諦めない少女ナツメと、戦うことを諦めた男カブラギの活躍と人間ドラマが描かれる。
ストーリー
(公式サイトより引用)
突如として姿を現した未知の生命体《ガドル》により、人類が滅亡の危機に陥ってから、長い年月が過ぎた。
生き残った人々は《ガドル》の脅威から身を護るため、全高3,000Mの巨大な移動要塞《デカダンス》を建造し、日々を暮らしていた。
《デカダンス》に住まうのは、日夜《ガドル》と戦う戦士たち《ギア》と、戦う力を持たない《タンカー》たち。
ガドルと戦う戦士《ギア》に憧れ、自らも《ギア》になることを夢見る《タンカー》の少女・ナツメは、ある日、無愛想なデカダンスの装甲修理人・カブラギと出会う。
夢を諦めない前向きな少女と夢を諦めたリアリストの男。
一見正反対のように見える二人の出会いは、やがてこの世界の未来を大きく揺るがすことになる。
登場人物
- カブラギ(CV:小西克幸)
- ナツメ(CV:楠木ともり)
- ミナト(CV:鳥海浩輔)
- クレナイ(CV:喜多村英梨)
- フギン(CV:子安武人)
- ドナテロ(CV:小山力也)
- フェイ(CV:柴田芽衣)
- リンメイ(CV:青山吉能)
- フェンネル(CV:竹内栄治)
- パイプ(CV:喜多村英梨)
用語解説
- オキソン
ガドルの体内を流れている、緑色をした液状の万能エネルギー物質。デカダンスの動力源でもある。
- デカダンス
人類が対ガドル用に作り上げた、全高3000mに及ぶ巨大要塞である。
オキソンによって駆動する巨大な履帯で走行しており、有事には多数の武装を展開して戦闘を行う。
- ガドル
人類を滅亡の危機に追いやった未知の生命体。子犬サイズの小さなものからデカダンスに匹敵する巨大なものまで幅広く、形状も様々。
危険を感じると「ゾーン」を展開、重力を不安定にさせる。
- ギア
ガドルと戦う力を持った人々の総称。戦闘集団「かの力」を形成している。かなり派手な肌の色をしている。
- タンカー
ガドルと戦う力を持たない人々。オキソン貯蔵タンク内に街を作って暮らしている。
外部リンク
デカダンスの秘密(2話以降のネタバレ注意)
- ソリッドクエイク社
絶大な技術力を有する企業であり、現在の地球の統治者。
人類を完全機械化した上で監視下に置き、世界の秩序を維持している。
- サイボーグ
この世界の「人類」のスタンダードな姿。
悪化した地球環境に対応するために徹底的に機械化されており、もはや人体としての原型をとどめておらず、生体はほとんど(全くかもしれない)残っていない。
環境悪化に伴い「国家」が崩壊、人権の概念も相当希薄になっているらしく、現存する全人類はソリッドクエイク社の所有物となり生殺与奪を握られている。
- デカダンス
ソリッドクエイク社が運営する、ユーラシア大陸全土を舞台とした大人気アトラクションの名前、及びその主要拠点である移動要塞の名前。
プレイヤーは「ギア」となってガドルとの戦いに身を投じることとなる。
つまるところこの世界観そのものが娯楽設備だったというわけだが、タンカー達はその事実を知らされておらず、自分たちが人類の存亡を賭けた戦いをやっているのだと思い込んでいる。
- ガドル
デカダンスのために用意された敵。万人受けする敵キャラとしてポップな外見をしたものが多い。
- ギア
サイボーグたちがデカダンスをプレイするためのアバター。
死亡=ロストであり、ゲームとしてはシビアだが、ギアがどんなにひどい目に遭ってもサイボーグらの身体に危険が及ぶことはない(例外もあるが)。
- タンカー
生身の体を残した人類。今や絶滅危惧種となりデカダンス内で保護されている。
体に管理用のチップが埋め込まれており、世界の仕組みに気づいてしまうと殺処分される。