ピクシブ百科事典は2024年5月28日付でプライバシーポリシーを改定しました。改訂履歴

地下チンチロリンの編集履歴

2020-07-30 11:48:21 バージョン

地下チンチロリン

ちかちんちろりん

地下チンチロリンとは、賭博破戒録カイジに登場するゲームである。

概要

基本ルール

帝愛の地下帝国で行われる賭博。考案者はE班の班長である大槻

大まかな内容は通常のチンチロリンと同様で、お椀の中にサイコロを振り、出た目の強弱で勝敗を決める簡単なゲーム。

もし出た目が2,2,4だったら、この場合4が目になる。


目の強弱

主に456(シゴロ)が2倍づけ、2~6のゾロ目が3倍づけ、1ゾロ(ピンゾロ)が5倍づけ。

負の役目は123(ヒフミ)が2倍払い。


特殊ルール

  • 親の総取り、総払いなし。(普通チンチロは親が役を出した時、子はサイコロを振ることができない)
  • 親をスルーできる。
  • 親は2回まで、ただし1以下の目(目なし・123)またはションベン(振ったサイコロが一つでもお椀から溢れる)を出したらその時点で親は終わり。逆に言えば、それらが出なければ必ず親を2回続けねばならない。
  • 掛け金の上限は20,000ペリカ(2,000円)。親との同意があれば、青天井にすることができる。

これらはみんなには地下でゆるゆる長く楽しむためと説明していた。






・・・が、実はとんでもない事が隠されていたのである。







地下チンチロリンの秘密

確かにゆるゆる楽しむのは間違いないのだが、とあるカラクリが仕込まれていた。

なんとあるタイミングになると班長一味の勝率が高くなるのである。


それもそのはず密かに特殊なサイコロこと「四五六賽」なるものを使っていたからである。

「四五六賽」とは六面体に「四」「五」「六」しかない特殊なサイコロであり、通常の出目の最低数が「一」なのに対して「四五六賽」は出目の最低数が「四」。

しかも、ヒフミどころかションベンにならなければ目なしが一切出ないため必ず役が成立する上に、四五六・四ゾロ・五ゾロ・六ゾロが出る確率が異常に高いシロモノである。

また、最低数が「四」であるために、初戦のカイジの様に相手側が勝つ事もあり、これも後述の四五六賽隠蔽に一役買っている。

大槻らはここぞという時に使用して、参加者達のなけなしのペリカをじわじわと掠めとっていたのである。


そして上のチンチロルールはそのほとんどが四五六賽を隠蔽するための隠れ蓑となっている。

総取り廃止は速やかに賽を回収するため、親番の上限は四五六賽の使い過ぎを自制するため、1ゾロの5倍付けは他のゾロ目や四五六の価値を下げ、四五六賽で出した際のインパクトを誤魔化すためであった。(ただし最後のルールはカイジに逆手に取られるのだが)


これに気付いたのは三好がメモしていたこれまでの地下チンチロリンの出目を見たカイジである。最初はわからなかったが、サイコロの特徴から推測してイカサマ賽への疑惑を持っていたが確信にまでは至らなかった。

そこで辛酸を舐める雌伏の日々の中、ある物を作り大槻との決戦に備えていたのだった。


そして大槻とのチンチロ勝負で彼の猜疑心を煽り、いよいよ彼が「四五六賽」を椀に投入したその瞬間にカイジは椀ごと奪い取る。この光景は一大事となり大槻は秘密がバレる事に焦りカイジから四五六賽を奪い返そうとするも失敗。こうして大槻一味の悪事が白日の下に晒される事となった。

当然、チンチロリンでペリカを取られてきた者達からは非難轟々、暴動寸前にまで発展した。


・・・しかし、カイジは続行を提案。仲間内で特殊賽を使うルールを追加する。

大槻は苦渋の(フリをした)承諾をした・・・が、しかしこの時大槻は特殊賽が散々使ってきた四五六賽と思っていた。

ところがカイジは再開第一投で四五六賽を使わず、ある特殊賽を使ってきたのである。


絶対に目なしが出ない上に最低の「一」が無敵になるサイコロ・「ピンゾロ賽」である。


サイコロの面全てが「一」であるため5倍づけのピンゾロが必ず出る、すなわちションベンにならなければ絶対に勝てる、“ほぼ”勝てる四五六賽よりも恐ろしいサイコロである。この奇抜極まりない特殊賽に当然大槻は激怒するが、カイジは特殊賽を仲間内で使う事を承諾した事と、それを場にいたC班の班長である小田切や周囲の労働者も確認していた事でそれを一蹴。挙句の果てに視察に来ていた帝愛のNo.2である黒崎が立ち合ったために大槻の敗北が確定し、大槻が貯めに貯めた金庫のペリカを吹っ飛ばす大勝利を得たのだった。



関連項目

賭博破戒録カイジ

問題を報告

0/3000

編集可能な部分に問題がある場合について 記事本文などに問題がある場合、ご自身での調整をお願いいたします。
問題のある行動が繰り返される場合、対象ユーザーのプロフィールページ内の「問題を報告」からご連絡ください。

報告を送信しました