概要
貴族で、容姿端麗で知性的である。
実在の人物である「ハンス・アクセル・フォン・フェル『セ』ン」がモデルで、マリー・アントワネットと愛人関係にあったことも事実で、架空の人物であるオスカルとの関わりを除けば、ヴァレンヌ事件などベルばらで描かれた話はほぼ史実を元にした逸話である。
フランス革命以降はマリー・アントワネットを喪った失意の中、故郷であるスウェーデンに帰国したが、程無くその失意は民衆に対する深い憎悪へと変わった。
その後は民衆を憎む冷たい権力者に変貌して民衆を弾圧するようになり、憎悪を募らせた民衆に撲殺されるという、自業自得ながら哀れで無残な最期を遂げた。
これもほぼ史実通りであり、実際、フランス革命後のフェルセンはスウェーデンへ帰国後、マリー・アントワネットが処刑される原因となった民衆に深い憎悪を抱くようになった。