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なまくらと申したかの編集履歴

2020-09-11 23:04:41 バージョン

なまくらと申したか

なまくらともうしたか

漫画『シグルイ』の登場人物、山崎九郎右衛門のセリフ。パロディ素材や、インターネットスラングとしても用いられる。

「なまくらと申したか」

「せ 拙者は さような事は…」

虎眼流を嘲笑うことなど不可能であった

原作の場面

虎眼流の門弟である宗像進八郎が何者かに殺された後、掛川宿のとあるめし処にて。二人組の浪人が、飯を食いながら噂話をしている。


 浪人A「竹光?」

 浪人B「おうさ竹光よ さらし首となった宗像がくわえておったのは竹光だったそうな」

 浪人A「なにゆえその下手人は竹光などを?」

 浪人B「わからぬか その者にとっては虎眼流など竹光のごときなまくらに過ぎぬと…」

   パキィ


浪人Bの背後の席にいた山崎九郎右衛門は、前触れもなく手首を用いた打撃「虎拳」の一撃で浪人Bを張り倒し、さらに焦点の定まらない不気味な目で浪人Aにつめ寄る。


 浪人A「虎眼流の御門人にござるか…」

 山崎 「なまくらと申したか」

 浪人A「せ 拙者は さような事は…」

   ペキィ

 山崎 「口は災いの元」


山崎は浪人Aの首を虎拳の一撃でへし折り殺害、めし処を出ていく。しかし意識を取り戻した浪人Bが、激高し刀を抜いて山崎の背後に迫る。が、山崎はこれも意に介さず、浪人Bの顔面を素手で破壊し殺害。さらに往来を行く人々がおののきながら見守る中、殺した浪人Bの両目をむしり取り口に入れて噛み砕くという奇行に出る。


 ブチッ ムニュ ムニュ

 プーッ


衆人環視の中、噛み砕いた眼球の血を口から噴き出す山崎。

虎眼流を嘲笑(わら)うことなど不可能であった

解説

岩本虎眼の愛妾いくに手を出したために仕置きを受けて盲目にされ、虎眼流を追放された伊良子清玄の復讐劇が始まって間もなくの場面。


最初の犠牲者はまだ未熟な門弟である近藤涼之介だったが、次の犠牲者は実力で中目録を免許された高弟である宗像進八郎であり、謎の下手人に対する掛川宿での注目が高まるとともに、虎眼流の実力に対する悪評が立ちかねない状況であった。この場面の浪人たちもあくまで噂話で、しかも宗像を殺した下手人の思惑を想像していただけだったのだが、山崎にとっては「虎眼流などなまくら」などと噂の中でつぶやかれるだけでも聞き捨てならない言葉であったのだ。特に、連れの話を聞いていただけの浪人Aはとんだ災難である。


……ちなみにこの後場面が変わり、有名ないわゆるちゅぱ衛門の場面に移る。夜分ひと気のない場所で、殺された涼之介を想い自らを慰める山崎。だが、そこに伊良子が現れる。涼之介の仇と激高し、虎眼流の必勝形「流れ」で立ち向かう山崎だったが、伊良子の斬撃はそれを上回り、山崎は3人目の犠牲者となってしまうのだった。

パロディ

「なまくらと申したか」の1コマは、目を巨大に見開き、定まらない焦点で相手に迫る山崎の表情も相まって、パロディ絵が多数作られたり、インターネットスラングとして使われたりしている。

推しの作品やキャラクターなどがイジられたと感じた時に「〇〇と申したか」と改変して使おう。(元がパロディ・ネタ台詞なので、あまり本気で怒っている時に使われるものではない。)

チャットなどの場合、居合わせた人は「せ、拙者はさような事は…」と返してあげるとベターである。

関連イラスト

十六夜九郎右衛門咲夜まどほむ

ダガシグルイ

関連項目

シグルイ 山崎九郎右衛門 チュパえもん

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