データ
1991年にアメリカのユタ州で発見され、デイノニクスを命名したジョン・オストロムと発掘の資金援助をしたクリス・メイズに敬意を表してユタラプトル・オストロマユソルムと命名された。イギリスでも似た化石が発見されたが、現在ではこれは別種とされている。
全長約5.5~7メートル、体重500~700キロと ドロマエオサウルス科の中では最大級である。しかし、最近になって実際は、全長は5mを越えることがほとんどなかったとされ、全長4,7m位だったと推測されている。
大きな眼と長い前肢を持ち、後脚の人差し指には23cmほどの大きな鉤爪がある。脚の骨ははるかに大きいアロサウルスの脚の骨の2倍の太さで、スピードよりもパワーに適したつくりとなっていた。
同じ地域に生息したケダロサウルスやガストニアなどを捕食していたと考えられている。
他のラプトル類同様、近年の復元図では羽毛を持った姿で描かれる。