作品解説
「エイリアンVSプレデター」を出版した、ダークホースコミックス社が、同様に「バットマンとプレデターとを対戦させたらどうなるか」というところから実現した、クロスオーバー企画。91年に全三章のミニシリーズとして発行された。
好評で、同タイトルは二作目、三作目が製作・販売されている。
日本では、一作目のミニシリーズ三章が邦訳されている。
初出は、ビクター・エンタテイメント社が94年に発刊していた季刊邦訳アメコミ誌「スーパーコミックメーカー」のvol3およびvol4に、それぞれ1、2章が邦訳され掲載(同雑誌はvol4で打ち切られたため、3章は単行本のみに掲載)。
本項では、この一作目のみを開設する。
内容
登場人物
バットマン=ブルース・ウェイン
ジェームズ・ゴードン
当該記事参照。
アルフレッド・ペニーワース
当該記事参照。
本作では、旧式の単発式ピストルを片手に、ケイブに侵入したプレデターと対峙した。
カンドウスキ
女性刑事。ゴードンの部下で、男性顔負けの度胸と拳銃の腕とを持つ。
アレックス・イェーガー
ゴッサムを牛耳るギャングのボス。ブロディンとは長年対立しており、抗争により息子と片目を失っている。レイモンド・スクワイアとビジネスパートナーとなり、チャンピオンボクサーのスポンサーになっている。
レナード・ブロディン
イェーガーと長年対立しているギャングのボス。父親と兄たちを抗争で失っている。頭の良い母親がブレインになり、あれこれ指示を出してくれている。
マーカス・キング
イェーガーがスポンサーになり、チャンプとなったボクサー。最初の犠牲者。
ブル・ベルサグリオ
ブロディンがスポンサーとなったが、キングに敗北したボクサー。ブロディンが経営するボクシングジムでトレーニングを受けていた。
レイモンド・スクワイア
ゴッサムの実業家。高層ビル「スクワイアセンター」を所有し、ブルースともビジネスマン仲間で知り合いである。イェーガーとは、互いに協力関係にある様子。
ジュリアス・リーバマン
ゴッサムシティの市長。スクワイアおよびイェーガーとは知り合いで、協力関係を密かに結んでいる様子。ゴードンに反感を持ち、殺人鬼(プレデター)を見つけないとクビにすると圧力をかける。