バスの形態の一種である。特徴はエンジンが運転席の前面にあることで、初期のバスの特徴でもある。
日本では1950年代まで主力であったが、その後はキャブオーバー式(運転席真下にエンジンを置くタイプ)やセンターアンダーフロア式(車体中央床下にエンジンを置くタイプ)やリアエンジン式(車体後部にエンジンを置くタイプ)に取って代わられ、現在は動態保存で運行されているに過ぎない。しかし、アメリカではスクールバスなどで主力となっている。
ちなみに、日本ではいすゞ自動車製のボンネットバスが多く残っている。
近年では、排出ガス規制に対応したトラック用のシャーシをベースにして、ボンネットバスのレプリカを作成したり、マイクロバスをレトロ調ボンネットバスとして仕立て上げ、定期観光バスなどに使用されるケースもある他、FFミニバン(ミニバス、商用バン)系のコンポーネンツを利用した超低床ミニバスを地域住民の移動手段を確保するために地方自治体等が運行する「コミュニティバス」に使用(現在は純日本国産のボンネットを持たない小型ノンステップバスが登場した為置き換えられている場合もあるが)されたりしている。