概要
ジュラ紀後期の北西アメリカに生息していたアロサウルス科獣脚類。
学名は「抱え支える者」を意味する。
モリソン層上部のキンメリッジ期~チトン期の地層より発掘された。見つかった化石は少なく、椎骨や烏口骨、中足骨の一部のみ。
近縁とみられるアロサウルスをもとに推定された全長は約12mに達し、当時としては最大の肉食動物であったと思われる。しかし、化石状態が悪く、さらに比較的状態の良いものでは大きいだけでアロサウルスにしか見えないため、アロサウルス属の新種、またはアロサウルス・フラギリスの大型個体ではないか、という意見もある。
2010年にはアロサウルスの栄えた時期とは多少異なることから、アロサウルスに似た別属である可能性が再び濃厚となったが、標本の状態が悪いことから詳しい同定は未だ困難であるとしている。