グランツーリスモ
ぐらんつーりすも
概要
一般的には乗用車を用いた旅行に向けて開発された、長距離や高速道路移動における走行性能と快適性を重視した設計思想及びそのモデルのカテゴリーを指す。
元々はイタリア語で「大旅行」を意味するGran Turismoを由来としており、日本ではGTカーとも呼ばれている。
ドイツやイタリアなどでアウトバーンなど長距離の高速走行を可能とする馬力、加減速能力、走行安定性、車体の耐久性などに加え、長時間座っても疲れにくいシートや大きな荷室などの快適な居住性も考慮されたモデルが発達し、スポーツカーとしても波及して世界中に広がっていった。
ゲームソフト
1997年に第1作が発売されたレーシングシミュレーションゲーム。
開発はポリフォニー・デジタルで、販売はソニー・コンピュータエンタテインメント。
プレーヤーはドライバーとしてレースに参加するだけでなく、世界中のクルマのコレクション、メンテナンス、改造、写真撮影などもできてマルチカーライフ作品としての側面もある。
ハード機のプレイステーションシリーズによる美しいグラフィックや物理演算などのリアルさを生かした作品として人気が高い。
実在車種にこだわっておりレーシングカーのみならず街中を走っているような大衆車から高級車まで幅広い車種を選ぶ事ができ、その丁寧なナレーション解説があるのも特徴。
実は近年の作品は、そのあまりのリアリティさにプロレーサーが練習に使用するほどであるといわれている。
2017年発売の「グランツーリスモスポーツ」は何を血迷ったのか、FIA(国際自動車連盟)と手を組んで実在する公式レースの免許(ライセンス)を取る事ができ、リアルのレースに出れてしまう。
またGTSPORTとSUPER GTがコラボレーションしたスペシャルレースが開催された。
もちろん参加ドライバーはGTSPORTを所有しているSUPER GTのレーサー達であり、実況はSUPER GTの公式アナウンサーであるピエール北川氏が行なっている。
2020年6月に「グランツーリスモ7」を開発中であることが発表された。
発売日や価格については発表時点では不明である。