概要
プロフィール
旧魔王城の主を名乗る、神族の魔物。
背中側の裾に尻尾状の飾りが3つ付いたファーコートを着用し、不自然に曲がった角が特徴。
魔王城十傑衆でもトップクラスの力と非情さを持つが、現魔王タソガレの就任から少しして離脱。3匹の飼い犬を連れ旧魔王城に移り住んだ。魔王城内では魔王の座を狙う反乱分子として認知されている。離脱はしたが彼の十傑衆の席は空けてある。
人物
魔王城に自ら乗り込み姫を誘拐し、勇者を迎え撃つ真の魔王を自称しタソガレに宣戦布告を図る。しかし、幽閉したはずの姫はハサミ無しで旧魔王城を徘徊しており(脱獄の際に寝間着のポンポンに仕込んだ爆弾を使ってはいたが)、城内のアイテムを物色された挙句、姫奪還に来たタソガレ達をよそに自力での魔王城への帰還を許してしまう。その後、勇者との対決や姫の制御のため、魔王陣営では彼を味方に引き戻そうとしているが、これに応じてはいない模様。
幽閉場所が変わって周囲を見回しているだけの姫を見て、震えて言葉も出ないのだろうと解釈し、姫が魔王城を脱走して旧魔王城に来た途端に有頂天になったりと、かなりの自意識過剰。また、姫にファーをはぎ取られかけた状態でも気づかず、姫に懐を弄られていても振り向きもせず飼い犬が散歩をねだっていると勘違いする等、異常に視野が狭い。ある意味タソガレ以上に姫の制御ができていないといえる。
実は、離反の理由は魔王襲名直後のタソガレに魔王としての自覚を持たせるためであり、タソガレを心底嫌っているわけではなかったりする(単行本11巻で判明)。
タソガレと犬トークで盛り上がる、魔王城の新人研修と同じタイミングでジゴ=クサツに観光に来ている(しかもタソガレがいるコマの背景にしれっと混ざっている)など、それ以前から伏線は張られていた。
性格は超が付くほどのブラコン(これはポセイドンも同じ)なのだが若干不器用、長い間会っていなかった&立場自体は自分より格上であるゼウスとの距離感を測りかねている。
姫の策略もあってポセイドンはゼウスとの距離が縮まったのに対し、彼は旧魔王城に住んでいる為そういった出来事がなく、とある出来事でハデスの居室を訪れた姫が何度も書き直してゴミ箱に捨てている手紙、弟二人のツーショット写真の横に自分の写真の切り抜きを貼り付けた疑似スリーショット写真を発見、流石に不憫に思ったために、姫はゼウスが旧魔王城を訪れる機会を作るという善意100%の行為を行った。
戦闘スタイル
武器は大鎌。パッと出すというより取り出す感じ。
胸を張って戦いがち、刃とかべたべたさわりがちらしい。