任天堂は過去にも3D時代の到来を予感していた。
概要
その予感の産物がバーチャルボーイである。
左右の目にそれぞれ視差のある映像を映し出すことで立体視を可能にした携帯ゲーム機である。
独特の赤い筐体。
しかし…
3D映像という目新しさを狙い市場に投入されたが、赤黒のモノトーン映像、試遊台が独占型・身動きのできない形になってしまい発売前の広報に失敗してしまったこと、大勢での遊びに向いていなかったことが災いし、PSやセガサターンの陰に隠れ数か月で市場から姿を消した。
3D映像を扱ったゲーム機としては、任天堂が1987年に「ファミコン3Dシステム」を発売していたが、高価なこと、大勢での対戦に向いていなかったこと、目に負担になる設計だったことからその時も売り上げは伸び悩んだ。
そしてバーチャルボーイの登場から15年、ついに任天堂の3度目のリベンジが行われることになる…。
ちなみに32ビット機。