SCP-096とは、SCP財団に収容されているオブジェクトである。
概要
海外のシェアワールド「SCP_Foundation」に登場するモンスター。別名「シャイガイ」。
人型の生物で身長がおよそ2.38mある。筋肉量がとても少なく、両腕の長さが1.5mと身体とひどく不釣り合いな長さをしている。身体には目を除いて色素がなく、体毛は一切ない。脳も未発達で、知性は欠如している。
通常はおとなしいが、何者かがSCP-096の顔を直接でも映像記録を通じてでも写真を通してさえでも見たら、顔を両手で覆い、叫び始め、泣き、支離滅裂なことを叫び始める。およそ1、2分後に顔を見た人間に向かって走り始め、どこにいても殺してしまう(しかし、どのように殺すのかは報告書に書かれていないため不明)。
SCP-096の顔を見てしまった者は、100%逃れられないという。
ただし、絵を通してであれば顔を見ても反応しない。それが絵であればの話だが…
実験で、深海にて潜水球に乗せられたDクラス職員が、SCP-096の写真を見てその絵を描いた十数分後、SCP-096が潜水球を破壊してその職員を殺した事からその恐怖は推して測るべきである。
しかも判定が厳しいらしく、写真にたった4ピクセルぐらいしか写っていなかったり、網膜に一瞬映っただけでその人が『見た』と認識していなくても、『顔を見られた』と判定されるらしい。
ある並行世界ではその顔がTV番組に登場しており、その番組が別のSCP(SCP-2238)によってこちらの世界で無差別放送された際には、別世界の096個体であるにも関わらず起動し、大惨事を招いた。また、恐らくこの事件を機に、2238はSafeから一気にKeterに格上げされた。
なお、その並行世界の096は、番組収録時には「終了」された個体であった。無力化する方法は存在する模様。
「不死身の爬虫類」SCP-682を殺す実験にも用いられたことがあり、682の肉体の85%を喪失させるという戦果を出した。
詳しい解説はSCP財団日本支部の該当ページへ。