邪悪な箱とはトルネコの大冒険2及びトルネコの大冒険2アドバンスのラストボスである。
不思議のダンジョン(一回目)の27Fで待ち構えている。
邪悪なモンスターの気配がする!
見た目は血管が浮き出た紫色の一つ目の箱。
基本ステータスは意外に平凡で、HP165、攻撃力125、防御力27。
同エリアに出現するドラゴンが、HP100、攻撃力68、防御力30であることを考えると、ラスボスとしては見劣りする。
行動パターンであるが、2倍速で行動し、攻撃を受けると他のモンスターを数体吐き出して自身はワープしてしまう。
さらに杖による魔法が効かず、爆弾岩や地雷による爆発や、ドラゴンの炎をうけると分裂する性質がある。
これだけならば、正直邪悪な箱よりも強力でやっかいなモンスターは山ほど存在することから、大したことはないと思われがち。
一対一で対すればさほど苦戦はしないだろう。
しかし邪悪の箱の真価を発揮するべく、27Fの特殊フロアでは他のやっかいなモンスターが勢ぞろいしている。
まず一体目はおおめだま。
同じ部屋にトルネコを見つけた途端に混乱攻撃をしかけ、問答無用でトルネコをメダパニ状態にしてしまう。
この状態では移動すらままならず、攻撃を思った方角に当てることすら困難になってしまう。(全方位に攻撃出来る剛剣かまいたちはこの時点では入手不可能である)
混乱よけの指輪が必携アイテムである。
二体目は爆弾岩。
HPが10未満になると自爆するやっかいなモンスター。
隣接していれば複数体が連続して誘爆することもあり、これにトルネコが巻き込まれれば即死、邪悪な箱がくらえば分裂、というやっかいすぎるヤツである。
ダメージ調整が出来ないならば極力相手にしないほうがいいだろう。
爆発よけの盾が合成してあればよいが、ここまでで入手するのは難しい。
三体目がドラゴン。
直線上にトルネコを見つけると、炎を飛ばして遠距離攻撃をしかけてくる。
間にモンスターが居てもお構いなしである。つまり邪悪な箱が炎を浴びれば分裂する危険性があり、その攻撃力と相まってトルネコにとっては最悪のコンビかもしれない。
最低限、ドラゴンキラーとドラゴンシールドは合成しておくことである。
狭いトラップだらけの特殊フロアにおいて、上記三体と邪悪な箱と対峙したとき、その凶悪さに驚くはずだ。
他にも隣接するモンスターがたおされると復活させるメガザルロック、シャドウの指輪や目ぐすり草が無くては視認できないあやしいかげなど、いやらしいモンスターがここぞと集められている。
事前に対策を練ってアイテムを取り揃えなければ、多少のレベルの優位差など一瞬で消し飛んでしまう。
逆に言えば、適切なアイテムさえ揃えれば、これまた意外なほどあっさりと攻略できてしまう、ということだ。
定番は先述した混乱よけの指輪と、はりつけの巻物。
ドラゴンの炎と爆弾岩の自爆にさえ注意すれば、聖域の巻物で籠城戦も可。
白紙の巻物があれば臨機応変に対処できる。
初回の不思議のダンジョンは27Fまでで、27Fにて邪悪な箱がラストボスとして登場。討伐すると見事ゲームクリアとなり、様々なダンジョンが開放され不思議のダンジョンも100Fまで開放される。
ここで流れるBGMは、「最後の戦い」という専用曲である。
ちなみに攻撃を受けると赤い血を出す為ちょっとグロい。
ラスボスなのに他のダンジョンにも現れる
ラスボスのはずが、実は試練の館の16F〜20Fに雑魚モンスターに紛れ、しれっと登場する。しかも影の騎士などが居る階層で現れるというとんでもなさである。
ラスボス……?
れっきとしたラストボスなのだが、基本ステータスの貧弱さから、対処法さえ分かれば一撃で倒すことも容易というあんまりな弱さ、さらに他のダンジョンでしれっと雑魚モンスターとして登場してることから、ラスボスとしては貫禄がなさすぎである。