概要
ドラゴンクエストシリーズに登場する機械系モンスター。初登場はドラゴンクエストⅦ。
キラーマシンの開発者であるドクターデロトの作り出した殺人兵器第一号で、キラーマシン系列で唯一の二足歩行タイプの脚と背負ったように搭載されてるエンジンが特徴。
登場作品
DQ7
発掘現場の洞窟や魔空間の神殿に出てくる。
しかし攻撃が通常攻撃と痛恨の一撃しかなく、しかもそのダメージ計算が相手の守備力無視ではない為、その頃には相当守備力が高くなってる主人公達にはほとんど効かない…。
また、倒すとたまに「プロトキラーの心」を落とす。
これを持ってダーマ神殿に行けば「プロトキラー」に転職できる。
特にリメイクでは上級職限定の特技「マジックバリア」「ばくれつけん」を習得できるので有効。
DQMBIIL
使える技は直接攻撃の「フィジカルコマンド」と、敵全体の精神に攻撃するレーザーを放ち、精神的行動不能に陥らせる「メンタルコマンド」。
故障しているのか攻撃モーションの終わりに動かなくなったり、レーザーを放つ直前に自分を叩いたりとおかしな挙動を取る。
勇者と組むと、「メンタルコマンド」が「ファイナルコマンド」に変わる。
これを発動すると、構えをとり、しばらく行動しなくなる。
その間に攻撃を受けると腕がもげ落ちていき、3回目で相手全体に大ダメージを与え自分もダメージを受ける自爆攻撃「CODE:NULL」が発動する。
単体攻撃メインのモンスターが相手だと発動しにくいので、なるべく全体攻撃メインのモンスターが相手の時に発動したい。
関連モンスター
からくり兵
過去のフォロッド周辺に登場。
序盤の敵にしてはかなり強く、2回攻撃したり、「さみだれ剣」で全体攻撃してくる。
ストーリー上でも、徒党を組んでフォロッド国を攻め込みそれによって死傷者が多数出ており、それにまつわる暗い会話やイベントも多いのでそういう意味でもトラウマになっている人が多いと思われる。
ポンコツ兵
過去の聖風の谷周辺に出現。
全体的に錆び付いて朽ち果てている。
痛恨の一撃を繰り出すが、プロトキラーと同じく、守備力貫通型ではない。
エリー
過去のフォロッドで登場したポンコツ兵カラーのからくり兵。(3DS版ではピンク色の固有カラーを与えられていた)
機械技師ゼボットの小屋に現れるも既に相当ダメージが蓄積していたらしくそのまま機能停止。
その後ゼボットによって「破壊の言葉」という攻撃プログラムを全て削除され、からくり兵軍団に対する切り札となる。
フォロッド城防衛戦とからくり兵拠点制圧戦において妨害電波を放ち敵からくり兵の大多数を無力化し勝利に貢献するもその姿から国民たちの理解を得られず、戦いが終わったのちはゼボットと共に小屋で静かに暮らしていた。
エリーというのは元々はゼボットの親友の名前だが、ある日事故で命を落としてしまった。ゼボットにとってはエリーの存在は非常に大きかったらしく、からくり兵のエリーが来るまでは自作のからくりメイドにこの名前を付けていた。
現代でも未だに稼働していたのだが、彼は「死」という概念を知らず、既に死亡し白骨化していたゼボットを「病に倒れており、おいしい料理を食べれば元気になる」と思い込んだまま既に朽ち果てつつあった料理マシンで料理を作りつつ看病を続けていた。
ゲームをある程度進めると限界を迎えたのか、或いは「死」を理解して自ら機能を終了したのか、ゼボットの亡骸に寄り添うように動かなくなっている。
人類の味方として生まれ変わるもその姿故に人々の理解を得られず、親同然のゼボットとも死別し、それでも「死」を知らないがために独り看病を続け、そして誰にも看取られることなく孤独に死を迎えるという彼の生涯は、眩いほどに美しく、そして残酷なまでに悲しいものであった。
関連タグ
後継機