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ヒトラーユーゲントの編集履歴

2020-12-30 16:57:45 バージョン

ヒトラーユーゲント

ひとらーゆーげんと

ナチス党付属の青少年団体

独語:Hitlerjugend,

英語:Hitler Youth



第三帝国・ナチス党ドイツ政権の国策ボーイスカウト・準軍組織 略称HJ 「ヒトラーの青年団」の意

ナチス党再建第一回大会で、グレート・ドイツ青少年連盟を改称発足させた。ナチス党公認のドイツ全国規模のファシズム青少年組織である。

13歳のドイツ国籍の少年は全員強制加入させられた。14~18の青少年たちのグループを構成し、10~14歳までは小国民隊(Jungvolk、ユングフォルク隊)に配属されユーゲント隊の準備教練を受けた。有名なユニフォームはダークカーキ系のTシャツに黒い短パンの生足むき出しというスタイルは、当時としても過激なスタイルである。


少女に関しては、別組織であるドイツ女子同盟(BDM)が置かれ、こちらも同時期に強制加入団体となった。民族優生思想に基づき、国家の将来を担う次世代の少年をもうけるための母親を目指すとされ良妻賢母の育成が主目的の団体だった。


 ヒトラー個人の生き様を崇拝させ、理想人アーリアに100%を体現するための教育と洗脳的軍国主義のミックスが行われた、集散的な野外活動、キャンプによる肉体・軍事教練が主に力を入れられ、思考を深める要素のある学術的な勉学要素は一切省かれた。

 これは、ドイツの学生全体が目茶目茶に体育会系脳筋状態になってゆく事を意味しており、浅はかな筋肉馬鹿しかいない血の気の無駄に多いドイツ第三帝国が実際に出来上がっていった。(事実)

 

  HJ団長B・シーラソスの指示で、準軍事組織に向けた。大規模な組織が行われ、脳筋状態の若者たちの熱狂的支持をあつめた。1936年のヒトラー・ユーゲント方によってドイツ全ての青少年に参加拘束させた。37年にHJの付属機関にヒトラー・アカデミーを設立し理想人ゲルマン・アーリア人たるエリート養成にあたる。


 戦局が悪化すると兵器を渡され戦場に送られることとなったが、劣悪な装備で壊滅的な打撃を受け多くが戦死した。BDMに対しては、BDMの設立目標への意趣返しとして赤軍によるレイプの格好の標的となり(明らかな未成年の被害者がかなり多かったのはこの為)、多くの被害者と自殺者を出した。


追記

戦後、旧東ドイツにおいてヒトラーユーゲントやドイツ女子同盟のような全員加入型の組織として男女混合の「自由ドイツ青年団(FDJ)」「テールマン・ピオネール」が発足している。

傀儡国家のイメージを払拭するべく赤いプロイセンになることをソ連に求められたドイツ民主共和国だけあってこちらも国家人民軍同様類似性がみられる。FDJの方はドイツ統一後の現在も存続している。

男性制服比較

シンボルマークはジークルーン

女性制服比較

BDMの女子団員



関連

ボーイスカウト


【参考文献】

世界大百科事典23

ヒトラー・ユーゲント(増山均)

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