概要
ヘリオトロープは世界に約250~300種があるといわれるが主に流通しているのは二種であり、匂いが強くハーブとして使われる品種と、花の観賞用の品種がある。
ハーブとして栽培される種類はペルー原産。別名:キダチルリソウ、コウスイボク、ニオイムラサキ、コモンヘリオトープなど。多年草である。
遠くからでもわかるほど匂いが強いため主にハーブとして出回ることが多い。この種類で一般に育てられているのはニオイムラサキと呼ばれる品種を園芸用に改良したもの。
観賞用の品種はヨーロッパ南部が原産。別名:ビックヘリオトロープ。
もう一つの品種と違い、こちらの品種は一年草である。
匂いは強くないものの花が大きく美しいため、園芸店で鑑賞用として出回ることが多い。
花色は主に紫だが白色花もある。
ヘリオトロープの花にはバニラに似た甘い香りがあり、抽出した精油が香水の原料になるが、効率が悪いためヘリオトロピンで代用されている。日本で初めて市販された香水はロジェ・ガレ社(フランス)のヘリオトロープ香水"Heliotrope Blanc"と言われる。
名前の由来はギリシャ神話の太陽の神・ヘリオスととあるニュンペーの悲恋が元になっている。
関連タグ
ヘリオトロープ(花騎士):フラワーナイトガールのキャラクター。