リチャード・マシスンの小説『地球最後の男』を原作としたサバイバルホラー。
あらすじ
「ルーマニアから発生した奇病が広がっており、日本にも迫っている」という噂が流れる日本。それは、生物を吸血鬼化させる「マチスン・ウイルス」と呼ばれるもので、雑誌やテレビなどのメディアで大々的に報道されるが、医学界では全面的に否定された。
しかし、マチスン・ウイルスは着々と日本に侵入しており、やがては世界的なパンデミックとなる。新佑やその兄と釣りに来ていて難を逃れた主人公は、吸血鬼化した人々から逃れ山奥の秘密の洞窟に避難していた。
ある日、二手に分かれて散策していたところついに親友が捕まってしまう。主人公は一人洞穴に逃げ戻ったが、するとそこに一人の少女が入り込んでいた。少女は主人公のガールフレンドだったが、既にウィルスに感染し吸血鬼になっており…
マチスン・ウイルス
物語に登場する奇病。
ルーマニアが発生源であり、感染した生物を吸血鬼に変えてしまう。
感染すると体の基礎代謝が極端に下がり、一時的に仮死状態になる。その後は回復するが肌は青白く、目は赤く変化する。また驚異的な生命力を持つようになり、昼夜が逆転し夜が明るく見えてしまう。
弱点は十字架に見える図形で、それを見ると強烈な不快感を覚える。また日光や心臓に杭を打ち込まれることでも死亡するが、後に克服した。