概要
「所さんのまもるもせめるも」とは1987年6月27日に発売されたタレントの所ジョージ全面監修の元に制作されたファミリーコンピューター用横スクロールアクションゲームである。
もちろん主人公も所ジョージである。ゲームの目的としては長女のテレパシーで異変を感じ取った所さんは千代田区から自宅の所沢まで娘を救出に目指すといった内容ではあるが、内容に関する具体的な説明がゲーム本編では一切行われない。
ゲーム内容や操作方法はスーパーマリオブラザーズに酷似しているが、敵を踏みつけることができず(むしろ的に触れると体力が減る)代わりに水鉄砲を武器に敵を攻撃するので弾数ではなくてゲージ制である。ゲージが減るに連れて飛距離も低くなるので攻撃を当てることが難しくなる。このピーキーなゲージ管理と理不尽な攻撃方法がゲーム難易度を高めている。
残機は無いので一度のミスでゲームオーバーになるが、
欧陽菲菲の『Love is over』に酷似したBGMと共に替え唄の歌詞で
「GAMEOVER… かなしいけれど おわりにしよう きりがないから GAMEOVER… オーヤン カフェ」と表示される。
基本的にはコンティニューは3回までだがアイテムで無制限にすることが可能。
また敵の姿も風邪マスクをした豚、サングラスをしたタコ、ピンク色の靴?などどこか異様で、BGMの評判も全体的に「電波」と評されることが多い。(最終ステージのはなぜか沖縄民謡のようなBGMが流れる)
エンディグを迎えると
ところが‥
つづく‥かもね‥
というメッセージとともに娘が豹変して所さんを襲ってくるという不穏なバットエンドを迎える。
このように、不穏なエンディング、作中の設定、BGM、難易度と合間って怪作の声が多い。
余談
設定やストーリーが改変された『所さんのまもるもせめるも アクアク大冒険』というゲームブック版や、『ToKoRo'sマージャン』や『所さんの大富豪』といった所ジョージが手掛けた作品が存在する。
関連タグ
たけしの挑戦状...同作のようにいわゆるタレントが全面監修したタレントゲームの中でも代表的なゲーム作品。