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概要

でんぢゃらすじーさん邪大長編怒りのイライランド(怒)」にて登場。

イライラしたものだけが(強制的に)入れる遊園地「怒りの国イライランド」マスコット。犬か猫のような耳と尻尾がついた姿をしており、普段は怒気に満ちた怪物のような顔をしているが、これは仕事用の顔(いわくにらめっこが得意らしい)であり本当の顔は普通の人間のものに近い。台詞の語尾には「~(怒)」や「~(喜)」など、自身の感情が表されている(もっぱら前者が使われることが多い)。

せんべいの件で喧嘩してイラついたためにイライランドに来たじーさんを案内するが、「客をイライラさせる」ことがルールなため、ごはん粒やソースがついたパスポートを渡したり人前で鼻をかんだりなど勤務態度は悪い。

ろくに遊べないアトラクションにイラついてた後、先にイライランドに来ていたお友だち軍団と出会ったじーさんらの前に現れ、「この遊園地は不思議なバリアーで覆われていて出口が存在しない 」、「唯一脱出する方法はパスポートにある「イライラメーター」を100にする事 (その方法は他者を100回いやがらせしてイラッとさせること)」を伝え、その事実に対し「ひどい遊園地だ!」と非難する孫にイライランドはこの世界からイライラをなくす夢の楽園だ(怒)と言い残し姿を消す。

(その後、じーさんは言われた通り脱出のためにお友だち軍団に容赦なくイヤがらせしまくりメーターを50も貯めたが、孫に「自分のせいでこんな場所に来てしまった」と謝罪されたことで改心した)

その後、孫のパスポートを「001」にして逆さにし「100」に偽装して持ってきたじーさんを出口のあるというおばけ屋敷に喜んで案内するが、既に見破っておりじーさんを攻撃し、「100にしたら出してやるのはウソ 」だと暴露したのち、「世界からイライラをなくす」という上記の発言に反して人をイライラさせたがることを指摘したじーさんに自身の目的、「イライラするのは「人がいるから」であり、イライラをなくす=人を消すためにイライラを集めてイライランドに眠る伝説の魔神「カンニン・ブークロ」を復活させる」ことを明かした(その事実を知ったじーさんからはいい病院紹介しようか?ムリすんな」と心配された)。

そのままにらめっこが得意なことを活かしてあまりにもムカつく変顔をしてじーさんをイラつかせ、ついに魔神を復活させる…

…が、出てきた魔神カンニン・ブークロはあまりにも小さく、しかもイライラし過ぎると家に引きこもってしまうタイプという期待ハズレな存在だった。計画が失敗したうえに、じーさんの屁をたどってやって来た孫とお友だち軍団たちに駆けつけられて追いつめられた途端、「両親が金持ちだったらオレはもっと幸せだったのに」、「まわりの人間がもっといいヤツだったらオレはもっと友だちを作れたのに」などと、過去にあったイヤことを全部人のせいにする本性を現し「オレは悪くない、イライラはみんなまわりのヤツらが悪いんだ」 と彼らに逆ギレするが、じーさんに(人のせいにするコトでしか自分を守れないなんて)「くっだらねー」と言い切られ、あきれられてしまう。

それでも考えを曲げないライラーは魔神に出てきて戦うよう言うが、イラついた魔神に自身に向かってビームを発射され消されそうになるが、じーさんかばわれ助けられる。

ビームを防ぎながら「イラつく」じーさんを見て、「オレなんかをかばって死んだらイラつく」とあきれるが、孫から「人を危険から守る「でんぢゃらすじーさん」であるおじいちゃんはお前みたいなヤツでも助けたい。だけど人を守る力の足りない自分自身にイライラしているんだ。 」と教えられ、イライラを人のせいにしない人間を初めて知る。

そしてじーさんに加勢する孫やお友だち軍団を見てついに「こうなったのはみんなオレのせいだ」と自身にケジメをつけて自らも加勢し、彼らとイライラした後のなんやかんやでの"なかなおり"としてビームを弾き返して魔神を撃破する。撃破後、自分にあったイヤなことを自分のせいにできるじーさんを「おもしろいヤツ」、「そんなバカ。なかなかいないぜ」と興味を抱きながら今度会うときはきっと、自分も『イヤなことを自分のせいにできる』とびきり強い人間になることを決心するのだった。

(その後、じーさんたちはみな近所の土手で目覚め、イライランドのことは夢だったと片づけることにしたが、彼らが去った後の土手にはライラーは実在し、彼らを見送っていた)

余談

名前の由来はそのまま「イライラ」だと思われる。

名前は紹介されたものの、実はライラーはじーさんらに全く名乗っていない珍しいキャラクターだったりする。(そのためじーさんらも彼を「名前」で呼んだことシーンはない)