帽子の一種。
ハンチング・ベレー、鳥打帽とも。
ハンチング帽も参照。
ベレー帽に鍔を追加したような形状。素材は様々だが布製が多い。
19世紀のイギリスでは王族や貴族階級の間に鳥猟が流行。徒歩や馬上で動き回っても頭にフィットしてずれにくく、視界も確保しやすい男性用帽子としてハンチングが生まれた。
非常に実用的でかつ安く大量生産ができたので、その後は庶民の間に日常の帽子として広まり、世界各地の労働者層の象徴となった。
日本では明治時代にハットよりくだけた印象を与える帽子として商人の間に広まり、その後はソフト帽と共に一般男性の外出着として1960年代頃まで街中で当たり前のように見かけるほど愛用されていた。
現在もちょっとしたオシャレアイテムとして若い男性や女性が私用で被る事も多く、料理人やパン・洋菓子職人の仕事着としても見かけるようになった。