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北条時行(逃げ上手の若君)の編集履歴

2021-02-03 20:30:27 バージョン

北条時行(逃げ上手の若君)

ほうじょうときゆき

松井優征作の漫画「逃げ上手の若君」の主人公。

概要

鎌倉幕府総帥・北条高時の息子。行く行くは幕府の後継者になる予定であったが、争いや政が嫌いで、何かと口実をつけて逃げ隠れするのだけは得意。逃げ足は速く、かくれ鬼も上手で、稽古が嫌なばかりに、鎧箱の中に丸二日隠れて大騒ぎになった事すらあった。

それでも根っこは大変優しい少年であり、地位も名誉も要らず、ただ大好きな鎌倉の街を眺め、平和に暮らす人々の笑顔を見て暮らせればいいと思っていた。


しかし彼の運命は足利高氏の謀反で一変する。挙兵からわずか24日で鎌倉幕府は滅亡し、父や一族郎党は皆自害に追い込まれた。その惨禍に愕然となる時行の前に諏訪頼重と名乗る男が現れる。彼は自害前の高時から時行を逃がすよう頼まれており、信濃諏訪に匿うと言うのである。

「高氏は殺す事で英雄となり、貴方様は生きる事で英雄になる」との頼重の言葉に戸惑いながらも、時行は生き抜いて「天下を取り返す鬼ごっこ」を始める決意を固めるのだった。


その頼重に「二年後、十歳の時に貴方様は天を揺るがす英雄となられまする」と言われているので、物語開始時点の年齢はおそらく七歳か八歳。


現実の彼は生まれ年も母親が誰かも確たる史料が残っていないが、これはこの時代の人物にはよくあること。折しも本作が開始した2021年1月は、日曜午前6時からBSプレミアムで、同時代を描いた1991年放映の大河ドラマ「太平記」の再放映が行われている。足利尊氏を主人公としたこのドラマで、残念ながら北条時行は配役すら与えられず名前のみの登場に留まっている。

いみじくも第1話で語られたように、日本史通史としてみれば教科書に1行だけ名前が出てきて試験が終われば忘れられる程度の存在である彼は、しかし亡国の王子として三度生まれ故郷を奪還した男でもある。


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逃げ上手の若君 北条時行

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