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「お前は鏡を見たことが無いのか?俺はお前だ。」

CV:森川智之

データ

成分:賢神トリン、悪、など

配合:魔剣マッドネスフレイム

特記事項:不良っぽさが魅力

概要

百面神官カオスが誕生させた新たなトリン。悪のトリンとも言いうべき存在であり、魔剣神官としての本来あるべきトリンの姿であるとも言える。

カオスやトリンと同じ細胞から作られたようで、カオスの新たな弟である。つまり本人はもう一人のトリンを自称していたが、正確な関係性はトリンの弟にあたる。

最初は目が赤い事を除いてトリンと瓜二つの姿で現れたが、本来は赤と黒の鱗に覆われた非常に禍々しい姿をしている。性格も非常に荒々しく凶暴で、カオスの事は「兄上」と呼んで彼には忠実である。もう一人の兄であるトリンの事は「不良品」と呼んで露骨に蔑んで見下している。

戦闘力も非常に高く、長剣マッドエッジから放たれる必殺技「魔剣マッドネスフレイム」でキョウリュウジャー全員やトリンをも圧倒する。さらに人間の恐怖や絶望の感情を吸収する程にその力は強化される。

デーボス軍の為に「大地の闇」の出口を広げる事を使命とし、それを妨害しようとするキョウリュウジャーを幽霊デーボス軍を率いて迎え撃つが、自身の中のブレイブに気付いて遂にキョウリュウシルバーに変身したトリンに翻弄され、必殺技「トリニティストレイザー」の斬撃で倒される。

それでもなお「大地の闇」の穴をこじ開けようと巨大化したが、キョウリュウシルバーとなったトリンも加わって遂に完成したギガントキョウリュウジンの「超獣電オールギガントエクスプロージョン」の前に完全に倒された。そしてそれと同時に「大地の闇」の穴も獣電竜達の力で塞がった。

ブレイブ46にて、闇時計の進行による「大地の闇」の再活性化によって再復活するも、「大地の闇」を破壊するべく幽霊モンスター達を次々と退治していたトリンによって即座に倒された。

一応は作中で新たに登場した幹部キャラ、しかも立場的にはその前に登場したエンドルフを初めとした戦騎達より上なのだが、作中では殆ど一般怪人と変わらない終始噛ませ扱いで退場した何とも言えないキャラである(彼はカオスやデーボスが望んだ本来のトリンの姿である為、ある意味本当の失敗作はカオスやデーボス自身という、最終決戦での評価を象徴するキャラかもしれない)。