タロットの大アルカナの12番、The Hanged Man。
概要
文字通りタロットカードには上下逆さまにして足を吊られた男が描かれている事が多い。
刑死者、という名称からカードの意味合いはネガティブに思われる事もあるが
カードそのものにはそれ程ネガティブさはない。
意味
吊られている様子からか正位置の意味合いとしては「忍耐」「努力」「試練」などの意味があり、
逆位置の場合は吊られた状況が消滅することから
「諦め」「徒労」「やせ我慢」などの意味が生じる。
その他
構図の由来については諸説あるが、その一つに北欧神話の主神オーディンの逸話がある。
彼はルーンの知識を得る際に、人間界の真下にある『ユミルの泉』で泉の賢者に右目を捧げて未来を見通す目を得た後、さらに"ユグドラシルの枝に逆さ吊りになって自分の腹をグングニルで貫きながら瞑想する"という荒行の末にルーンの秘密を得たという。