年子
としご
概要
年齢がひとつしか違わない兄弟(兄妹)姉妹(姉弟)の事。
双子は姉や兄が遅く生まれようが妹や弟が早く生まれようが双子になるが、こちらは一年のみの差で年上・年下が決まり、やや『二卵性双生児』に近い。
一年差と言っても、お互いの誕生日の開きがピッタリ一年になる訳ではない。
兄や姉が卒業後、妹や弟が卒業という親にとってはとてつもなく大変な関係(双子なら同時に終わるし、ある程度離れていれば連続ではないが年子の場合は縦続けとなる)。
だが、ほとんどのきょうだいは年が近く、かなり離れていなければどの関係でも大変であると言われている。
それにも関わらず、「年の離れたきょうだい(または双子)となんら変わりがない」と言いがかりを付けられ、両方の駄目なところ取りの関係となってしまうこともある(下の子と年が離れていない年上が我慢させられる、体が小さい年下が年上と同じ立ち振る舞いを強要される、サイズが近い服の取り合いが起きないように同じ服を買われる、片割れが「年齢順が逆だと思った」「第二次性徴を迎えていないほうが色っぽくない」という年齢関係の嫌がらせを言われる、「他所の双子と違って似ていない」という当たり前のことを言われる、等)。
ただ、(年子の定義にもよるが)必ずしも一学年違いというわけでもなく、兄姉が早生まれで弟妹が遅生まれなら2学年違いになるし、兄姉が遅生まれで弟妹が(翌年の)早生まれなら双子で無くても同学年になる。
フィクションでの扱い
双子や年齢差のあるきょうだいほど目立って扱われることは少なく、年子のキャラが出てもその設定が特別扱いされることは少ない。
大人の世界はともかく、成長期の子供の世界は一年差や数ヵ月の差でも体格に差が出る為、普通に年上や年下と呼ばれることが多い(年下で幼児なのに体がでかいキャラもいる)。
学園ものでは年が1、2歳しか違わない同じ学校に通うきょうだいという設定はありふれており、年齢差よりも学園もののお約束のほうが重視されている(三学年のみで構成された世界観、先輩と同級生と後輩のキャラ付けの差、先輩らしい先輩と大人げない先輩のキャラ付けの差など)。
だが、精神的双子のように精神的年子の関係(攻めのような受けと受けのような攻めなどの、体格差があるが中身がほぼタメのカップリ…もといコンビのこと)もあり得るかもしれない。