「俺はこの日を待っていたのだ。貴様らを葬り、ゴーマ十六世となって世界に君臨するのだ!」
演:西凛太朗
概要
シャダム中佐がゴーマ一族の皇帝の証である“大地動転の玉”の力で変身した姿。
正当な手順で王位継承を行った事もあってか、ゴーマ十五世とほぼ同じ容姿をしている。
再び大神龍の出現を受けて、一時休戦していたゴーマ一族であったが、“大地動転の玉”を手にし、念願の皇位を継承したシャダムはその野心からダイレンジャー達と決着を付けるべく最後の戦いに挑む。
空から舞い降りた大神龍の攻撃で崩壊し始めるゴーマ宮内での戦いにおいて、リュウレンジャー達3人を翻弄し、ダイレンジャーが6人全員揃っても圧倒する程の戦闘能力を有している。
しかし“天宝来来の玉”と“大地動転の玉”の力比べとなって、両者の力が拮抗したところで嘉挧の魂が介入し、彼の発した、
「気力と妖力は光と影、正義と悪。この世の物が全て二極から成り立つように、気力と妖力もまた表裏一体。元は一つなのだ。一つの力を二つに分け、お互いが争いながら永遠に生きてゆく。これ即ち人間の宿命なのだ。妖力が滅べば気力も滅び、気力が残れば妖力もまた残る。全ては虚しい戦いなのだ。勝負は永久につかない」
という言葉を証明するかの様に、突如として2つの玉は自然と離れて何処かへと飛び去ってしまい、力の恩恵を受けられなくなったことで元のシャダムの姿へと戻ってしまった。
その後、シャダム自身にも思いも寄らなかった真実と結末が待ち受けていた。