概要
”ケツアゴシャア”とは、1997年に制作された、プレイステーション用ソフト『GUNDAM 0079 The War For Earth』で登場したシャアの俗称である。
呼び名のどおり、このシャアはアニメとは似ても似つかぬケツ顎の太ったオッサンというインパクトある外見となっている。シャア・アゴナブル、アゴい彗星とも。コスプレしてるドレンでもジャスレイでもない。
正しく、誰だお前と言いたくなるほどのキャスティングであるが、スタッフ曰く「オーディションの時は痩せててかっこよかった」との事(ゲーム中では太っているものの、実は終盤少しやせている。撮影期間が長かったのだろうか?)。
『GUNDAM 0079 The War For Earth』は正式タイトル名が長いこともあってか「実写版ガンダム」で覚えられることも多いが、それ以上に、ゲーム内容など一切知らくても「ケツ顎シャアの出てるゲーム」で知られている。
ガンダムのゲームはその歴史の長さから数知れず、まさに玉石混交。それこそクソゲーと言われる作品も少なくはないが、ともかくそれらの中でも「ケツ顎シャア」という存在だけで、ガンダムのクソゲーと言えばこれ、というほど記憶に残したと言っても決して過言ではない。
そういう意味ではこのゲームが凡百のクソゲーに埋もれずに済んだ、ある意味ではあるが最大の功労者と言えるだろう。うん。
公式側も認知しているのか、『ガンダムビルドダイバーズ』において「鉄仮面ズ」の一員として満を持して(?)登場を果たしてしまった(あくまでもアバターであって本人ではないが。逆に言えばアバターなのに態々ケツ顎を選んだと言うことである)。
2021年4月13日、Netflixは実写映画『機動戦士ガンダム』制作を発表、監督にジョーダン・ヴォオート=ロバーツ、脚本にブライアン・K・ヴォーン、エクゼクティブプロデューサーにケール・ボイターを起用する人事を公表した。
この発表にSNS上では”ケツアゴシャア”が話題になった。