アヤメ(GBD)
あやめ
CV:沼倉愛美
くノ一のようなアバターを使用するソロプレイヤーの女性。
SDガンダム使いであり、使用ガンプラはユニコーンガンダムがベースのRX-零丸。また、これとは別に鳥型の飛行メカ「武装装甲八鳥」も操る。
ep03にて連戦ミッションのビル屋上でリク達のバトルを傍観する形で登場。
ep04でシバ・ツカサの指示でキョウヤやタイガーウルフら上位ファイター達を惹き付けるリクたちを監視することになる。
リク達が聖地ペリシアを訪れた際には、徒歩で歩く彼らをジープに同乗させる形で接触。
ペリシアではリクに加勢する形でシャフリヤールを騙る偽者の嘘を暴いたが、その偽物がブレイクデカールの顧客であったため、リク達をおびき寄せるエサとして協力させられる。
その際、損得勘定も打算もなく助けに現れた彼らの行動に困惑の心情を見せている。
サラがガンプラを所持しておらず、5VS5のフォース戦の為に急遽メンバーのスカウトを要したリク達と再会した事でフォース「ビルドダイバーズ」に参加した(自分の意志で参加したのかツカサの指示で参加したのかは現時点では不明)。
本人は「ずっとソロでやってきた」と語っているが、その一方でタイガーウルフからは「連携慣れしている」と評され、またep08ではフォース限定のイベントの過去の開催内容を知っていた点など、フォースに加入していた経験があることが匂わされていた。
キョウヤたち有志連合によるブレイクデカール根絶作戦にもリクに同行する形で参戦するが、リク機に同乗していたサラの導きによって自分の下にまっすぐ向かってくる彼を排除せんとするツカサの命令でリクを攻撃。ついに自分の正体を明かし、彼の前に立ちはだかる。
自身の過去(後述)を語り、「今更引き返すことなんてできない」「引き返したってそれであの男の下で働いた私の罪が消えるわけじゃない」と一度はリクを圧倒。しかし、それでも彼女を受け入れようとするリクとサラの姿勢に心を動かされ、ツカサの雇った傭兵イドラからリクを逃し、刺し違える形でイドラを撃破した。
しかし、その戦いで零丸は大破し、戦闘不能になってしまう。その後、ツカサの操るビグザムの攻撃を喰らいかけてしまうが、間一髪のところでリクとサラ以外のチームメイトに救われ、戦線離脱した。
一人称は「私」。落ち着いた女性語で話す。
「仲良しごっこは苦手」と自称する通り、必要以上の馴れ合いを嫌う一匹狼気質であり、初対面のコーイチが差し出した握手を無言でスルーしたことを始め、チームメイトともいつも距離を置いている。また、初のフォース戦で第七機甲師団の新人に勝利して有頂天になっているリク・ユッキー・モモ・サラに対し(向こうは聞こえていないが)「相手はこちらの手の内を研究して挑んでくる」「初戦のようにいくとは限らない」と辛口だが真っ当な内容の苦言を呈するなど合理主義的な部分も垣間見える。
……とここまでだとやや近寄りがたい雰囲気の持ち主に思われるかもしれないが、後述する変化を見るに、これらのものはスパイ活動にあたっての演技であった模様。実際は表情豊かで年相応の女子らしい部分もあるなど、いたって普通の人物である。(詳しくは後述)
フォースの足並みを乱す様な事はせず、基本的にコーイチと共に年少組の御目付や保護者の様な立場で傍観しつつ何かあれば諌める様な発言が多い。
自分を除けばGBN初心者ばかりというビルドダイバーズの事情もあり、GBNの機能などについての説明役も担っている。
他にも上記の通りジープでリク達の前を通りかかった際には、乗せる前に一度無視したり、その後も「運賃はしっかり貰うから」と涼しい顔で冗談を言ってリク達を仰天させるなど、一種のブラックユーモアも持ち合わせているなど、完全な堅物というわけでも無い模様。
また可愛い物好きという一面もあり、フォースフェスの一つ「ベアッガイフェス」に参加した際には子供のダイバーと遊んでいる桃色のベアッガイに胸をときめかせたり、自身に近づいてきた水色のプチッガイを初めは睨んで追い返そうとしたが最後はメロメロになってぬいぐるみか愛玩動物のように抱きしめてはなで回して可愛がっていた(直後に、リク達にそれを写真を撮られ慌てて追い回している)。
ep08では「機動戦士ガンダム 第15話 ククルス・ドアンの島でガンダムが投げ飛ばしたモビルスーツは?」というマニアックな問題に即答し、そのシーンに至るまでの経緯まで詳しく説明していたことから、前々作の主人公並みのガンダムマニアでもある模様。ブレイクデカール事件の最終盤でツカサが雇ったゲーマーと対峙した際に、愛機RX-零丸の元ネタであるユニコーンガンダムの能力「NT-D」を使って敵のファンネルの制御を奪った事をチートを使っていると罵しってきた相手に対してガンダムシリーズへの愛も理解も無いと静かな怒りを返した事もある。
もちろんガンダムファンの全てがガンダムUCを視聴している訳ではなく、ガンダムに詳しくない人物もいるGBNのプレイヤー全員が「NT-D」の設定を知っていて当然というのも無茶といえば無茶ではあるが、それはあくまで『GBNをプレイしていれば』の話。
敵対し罵ってきた相手はツカサに金で雇われたゲーマー = 同罪のチーターで、情なんて無いからGBNが消えようが知ったこっちゃないと言い放つ輩のリーダー格であったため、愛も何も無いとは文字通り。
そんなヤツに「チート使ってんのか!!?」とは言われたくないものである。
(彼らはその後チャンピオンの元へ一連の騒動を謝罪に行き、GBNのダイバーとしてやり直したという一応の後日談がある。)
一度はフェスに行くのを「興味ない」という理由から拒否するも、結局はモモとサラによって強制的に連れて行かれたり、コーイチ以外のメンバー全員からベアッガイの被り物を被せられるなど、性格の割に押しに弱いのかもしれない。
また、普段の様子からは想像もつかないほど焦った表情を見せたこともあり、根は無感情な人物ではないことが窺える。
また、ツカサの手下ではあるが、必ずしも彼の思惑ややり方に同意しているわけでも無いらしく、彼からの命令と良心の間で板挟みになることも。
そのほか、後述の通り以前は仲間がいたことが匂わされており、時折その時のやり取りがフラッシュバックする事がある。
もともと彼女はソロで活動していたが(その時使用していたガンプラは「F9ノ1」というF91ベースのものだとか)、RX-零丸の試運転中にSDガンダム専門のフォース「le chat noir(黒猫団)」に助けられ、同じSD使いということもあって半ば押し切られる形で加入する。
当初は流されるままに入れられたフォースであったが、次第にフォースの仲間達に心を開いていく。
暫くしてフォースリーダーのコージーは皆のパーツデータを貰って絆の証とも言えるオリジナルのSDガンダム「絆ガンダム」を作り上げる。そこからフォースは連戦連勝を重ね、メンバーも増えていったが、ランキング上位陣になるにつれSDの長所と短所を理解した強敵が増え始め、フォース自体の戦術も対策され始めてきた。
負け続けた結果、コージーは絆ガンダムをツカサに売ってリアルタイプのガンプラを購入してしまう(元々ツカサは傭兵としてフォースに力を貸しており、その際にガンプラ販売もしているとコージーをそそのかしていた)。しかしリアルタイプを取り入れても連敗を重ねてしまい、フォースの人間関係が悪化を極め自壊。コージー達初期メンバーもいなくなり、アヤメ一人になってしまう。
アヤメは絆ガンダムさえ取り戻せればと思いツカサに交渉するが、その交換条件として彼の部下になる事を強要され、マスダイバーへの支援やツカサの護衛、邪魔と判断したフォースを内部崩壊させるスパイ活動などに従事させられていた(ブレイクデカールがGBNのシステムに与える被害については当時知らなかった)。
つまり彼女は絆の証を人質を取られ、悪事に手を染める事以外の選択肢を奪われていたのだった。
事件後は自責の念に苦しみ、ビルドダイバーズの前から姿を消してしまう。
その後も匿名でキョウヤ達にブレイクデカールの情報を与え、事件解決の陰の功労者となるが、ログインはチームメイトに非通知に設定されていた。
その間ビルドダイバーズにはとある事件が起こっていたのだが、本人がそのことを知る由はなかった。
ある日、すでに無人となっている黒猫団のフォースネストを訪れると、そこでかつてのチームメイトであるコージーやスーと思いがけず再会。さらに彼らからツカサの手元にあるはずの絆ガンダムを見せられた。
二人はアヤメが取り戻してくれたと思っていたのだが、当然アヤメには覚えがなく、一瞬あっけにとられるがすぐに状況を把握。そして、コージーから「新しい仲間達がいるんだね?」
と言われると……
「はい。…とても…とても大切な、……私の仲間です」
覆面を外したその顔は、いまだかつて見せたことのない満面の笑みになっていた。
その後、現実世界のガンダムベースへ赴きアバターでない姿でリク達と対面し、改めてビルドダイバーズに戻る。自身の行いで結果的にダブルオーダイバーエースが大破したのを負い目に感じていたが、当人はそれも含めて心機一転の気持ちに切り替えており、その事もあって新たなガンプラ制作には率先して協力を惜しまなかった。
尚、「ツカサの支配から解放される」、「宝物を取り戻す」等、諸事情が解決したことで憑き物が取れたらしく、これ以降言動は随分と丸くなり、チームメイトととも今まで以上に打ち解けるようになった。可愛い物好きも隠さなくなり(以前のフェスの時点でバレバレではあるが)、モルにメロメロになる場面も見せるようになった。
また、これ以降非戦闘時はマスクを外すようになった。
ep.14にてリアルの姿で初登場。本名はフジサワ・アヤ。
その外見から察するに恐らく女子高生の様である。
中学生のリク達よりもやや身長が高く、スラッとしたスタイルをしており、これはコンプレックスでもあることがアバターから推察できるという意見も(劇中で指摘されるシーンも気に留めるシーンもなく、ツカサの元にいたときも「御意」などの言い回しなどをしていたことから、「そもそも純粋に忍者ファンであり、当人の思う理想の忍者像がダイバールックに反映されているのでは?」という意見もある)。
しかし、実際にどんな思いでアバターの姿を作ったのかは本人にしかわからない。
また最終話では私服姿で登場した。
放送終了後にBANDAI &創通&サンライズの共同企画で発売されたFigure-rise Standard BUILD DIVERS ダイバーアヤメからの記述に「リク達より年上のお姉さんで〜」という公式設定が付け加えられている。(リク達は中学生) アニメの作中でのベアッガイフェスで「2年以上前にも似たイベントに出た事ある」という台詞やSDガンダムフォースでランキング上位にもいた等の経歴から2.3年以上GBNにログインしてる事等の上記を踏まえると年齢的に女子高生である事に間違いない。但し実年齢は不明。
第二次有志連合戦以降
【サラとGBNの両方を救う】方針に進み、圧倒的戦力差に苦戦しながらも勝利したのだが、その後に現れたバグによって強化されたレイドボスを撃退するべくGBNの全ダイバー達と共に奮戦し大切な仲間を目的地まで無事に送り届けた。(その後、彼女とは現実世界にて再会する)
ラストミッション後、オフ会に参加する。マギーが経営するバーにて開催されたカラオケ大会では
Tokyo Boogie Night(声優林原めぐみのアイドルソング)が持ち歌であることが明かされた。
続編re:RISEでも愛機RX-零丸と共に登場。ヒロト達のアルスとの最終戦前の模擬戦でパルの新型機エクスヴァルキランダーの相手を務めた。「面白い機体ね」と評しSDガンダム同士の対戦を披露した。
またアルスとの最終戦にもリク達と共に援軍として参戦した。
バトローグではダブルオークアンタに搭乗し、ウイングガンダムゼロカスタムを操作するパルヴィーズと対戦する。パルをあと一歩の所まで追い詰めたものの、パルの仕掛けたヒイロ・ユイのフィギュアに対して
「!!、あれはBB戦士No.203ウイングガンダムゼロカスタムに付属するヒイロ・ユイの!!」
と、目を輝かせてハッチャケ振りを爆発させ、そのフィギュアが自爆したことでほんの一瞬隙を見せたところをツインバスターライフルで葬られて敗北してしまった。だ~めだこの人……
1話にて登場。使用機体はF9ノ1改。
演じる沼倉愛美氏はガンダムシリーズの大ファンであり、好きなモビルスーツに、「機動戦士Zガンダム」に登場したキュベレイを挙げている。
アヤメがガンダムに詳しいのはそれを元にした設定とも推測できる。
ep05にて先述の偽者達によって拘束されるというヒロピンシーンを披露し、大きなお友達の間で話題になった。
またこの時の締め付けによって、他のヒロインに比べて、立派な物の持ち主であることも発覚したこともまた、話題となった。
一部ファンからは某ニンジャ作品になぞらえて「アヤメ=サン」と呼ばれている。
「Figure-rise Standard BUILD DIVERS ダイバーナミの次に出てほしいのは?」というガンダム国勢調査にて、他のキャラクター達と大差を付けて1位を獲得し、Figure-rise Standard枠にて商品化されることが決まった。
技名に自分のダイバーネームを付けたり(アヤメ斬り)、「NT-D(忍闘-道)」という字面、続編ではパルヴィーズのガンドランザムというネーミングセンスを褒めたりと、色々とハッチャケてる人。
ちなみにアヤメ流忍法はGBNで独自の修行をして身に着けたものであるため、上述したバトローグのように別のガンプラでも応用が可能。また限定ミッションをクリアしたことで身に着けたカプセル忍法も使用可能だとか。
ガンダムビルドダイバーズ RX-零丸 le_chat_noir ビルドダイバーズ
ミカミ・リク ヒダカ・ユキオ ヤシロ・モモカ サラ(GBD) ナナセ・コウイチ
ニルス・ニールセン:前々作ガンダムビルドファイターズに登場する和風の機体を操るキャラクター。尚彼も忍者風のガンプラも使用しているほか、一度だけ忍者の格好をしたこともある。
ホシノ・フミナ:前作ガンダムビルドファイターズトライに登場する、同じSDガンダム使いのヒロイン格。同じくナイスバディの持ち主でもある。
南雲影成/仮面ライダー風魔:忍者モチーフ繋がり。大切なものの為に一度は道を踏み外したが、主人公達によってそれを取り戻した後は改心した点も共通する。
また、こちらの演者もガンダム作品の主題歌を担当したことがある等どちらの中の人がガンダム作品に縁がある点も共通する。
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