紅龍(画像左)。画像右は王留美。
機動戦士ガンダム00以外の主な「紅龍」について。
- 紅龍(こうりゅう)。スーパーレッドなどと呼ばれるアジアアロワナの一種。
- 紅龍(せきりゅう)。主に中国やインドなどアジア方面の神話に登場する赤竜のこと。
- ゲーム「モンスターハンター」に登場するミラボレアス亜種(ミラバルカン)の別名。
概要
人物
留美に仕える忠実な執事。留美のことは「お嬢様」と呼んでいる。彼女同様に容姿端麗な人物。
実務面で留美を補佐する他、武術の達人でもあり、留美のボディーガードも兼ねている。『1st』におけるアザディスタンの内戦では、仮面を付けて、武装したゲリラ数人を叩きのめし、宗教指導者のマスードを救出していた。
『2nd』では、引き続き留美の従者を務めていたが、イノベイター勢力にも協力している留美の行動を理解できず、複雑な思いで付き従っていた。また留美がネーナ・トリニティを私兵にしたことで、前シーズンとは異なり、「分不相応」と軽視されるようになってしまう。
さらに終盤、ネーナの裏切りでコロニー「エクリプス」へ留美と共に逃げ込んだ際に、彼女から代わりに当主とさせられたことで人生を歪められたと非難されショックを受ける。しかし、それでも留美への忠誠心は揺るがず、追ってきたネーナの銃撃から留美を庇い、彼女を逃がすための盾となって射殺された。
実は、留美の兄(書籍などでは異母兄と説明がある)であったが、気弱で善良な気質を持っているが故に先代から当主としての器に欠けていると判断されてしまう。そして自分の代わりに当主にさせられた留美に、使用人として仕える身となっていた(小説版では、彼が留美にとって不本意な形で当主を継がせてしまったことに強い負い目を感じており、罪滅ぼしのつもりで留美に付き従っていたことが説明されている)。
不遇?
人格面で言えば自己中心的だった妹に比べて遥かにまともで、純粋に彼女のことを大切に思っていた数少ない人物。
しかし、先代から自分ではどうしようもない理由で見限られた上に、誠心誠意尽くしていた妹からは軽視され、命がけで守った彼女も殺されてしまったという不遇な側面が目立っている(留美と同様に悪女で似たもの同士だったネーナも兄達のことは大切に思っており、尚更その印象が強い)。
そもそも彼が当主の器ではないというのは、先代の判断に過ぎず、留美が歪んだのも、先代の教育の所為なのだが、先代が故人ということで彼女の鬱憤の捌け口にされてしまった感がある。